早稲田ラクロス部だった小保方さん、博士課程卒業3年で独創のSTAP細胞発見〜「ワタシはそうは思わない」しぶとさの開花

連日賞賛冷めやらぬSTAP細胞の発見と小保方晴子さんの歴史的功績。文句なくあっぱれな大和なでしこさんなのですが、ジブンが注目したのは権威者に罵倒されても「ワタシはそうは思わない」という”しぶとさ”です。

 

新入社員ながら日立研究所に出向していた80年代、同研究室の隣の席に居た入社2年目の女性のことを思い出します。彼女はシニア研究員指導の元、連日深夜23時まで残業しながら当時、世界最大となる○○○製造装置の基幹部品の研究開発を担当しておりました。

当時は女性が深夜残業することは労働基準法上禁じられていた時代、ジブンも連日残業で研究成果を追っかけていた(月160時間残業)時期、「今日も23時までやりますよね!」とか彼女から念押しされておりました。
帰宅時に研究所正門管理室で見つかってしまうと”通報”されてしまう彼女にとって、ジブンは管理室前を通過する”盾”なる存在でしたから...

何故これほど頑張れるのかジブンには不思議でありましたが、研究開発の出口が見えた頃、彼女から聞かされたお話は驚くほど意外な理由でした。「この研究成果が出たら研究所は辞めます。つきあっているカレの実家(保育園)で保育師になるんです」つまりは理系女子のけじめとして、日立研究所を学んだ力を試す場に選んだ、それも期限付きで。23時過ぎに日立駅を通る(いまでは博物館でしかお目にかかれない)”木造り車両”に2人して乗ることが多かったのですが、いやぁその話を聞いたときはジブンの頭の中にクライマックスの「花嫁」が流れたですよ。

30年の月日が流れて...

昨日、娘の大学受験に付き添って上京した昔の同僚(四日市○○○研究所でシニアマネージャー)曰わく「理系女子はやっぱり(気質がフツーの女子と比べて)かなり違う」らしい。加えて言えば当時技術部チーム内で「ジブンはそうは思わない」2トップだったジブン達から見て、期待できそうな人材は女性の中にしかいないのではないかとも思える今日この頃ですよ。

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<追記>

小保方晴子さんのSTAP細胞がインチキだと認定されいろんな意味で残念であります。当分は”理系女子”というだけで相当な色眼鏡で勘ぐられるヒトが多いのだろうなぁ...とか