米道楽な我が家の秋ドライブ日帰り500km〜今年は魚沼産コシヒカリ

台風九州上陸直前の日曜日、関東はどんより曇り空、連休の東北オートキャンプ計画はお流れなので、新米出荷が始まった魚沼産コシヒカリを買いに越後までちょっとドライブ、谷川岳を貫通するトンネルを抜けるとそこは快晴でありました。

右が北魚沼山間・品種改良前のコシヒカリ玄米(長五郎さん直売)
左が南魚沼産・品種改良後のコシヒカリ玄米(JA計売品)
どちらも”魚沼産特別栽培指定のブランド米”なのだが...

米道楽な我が家の秋ドライブは毎年福島・会津〜山形に新米買い出しが恒例。しかし今年は単価も他の特A米に比してさえ1.5〜2倍とお高いブランド米、新潟・魚沼です。

”米なんか食えればなんでもいい”という方も多いと聞く昨今、800円/kgにもなろうかというお米をわざわざ高速道路を使って買いに行く馬鹿野郎となじられそう。それでも作ってる農家さんに押しかけて、田んぼを拝見しお話を伺って買い物を楽しむ、というイベントだと解釈すればディズニーランドに出掛けてお金を散財するよりはよほどマシというもんです。

「魚沼産のなかでもイチバンは塩沢米」とか言われていますがぼったくりの偽物も多いと聞くし適当な直売農家さんが見つからないので今回はパス、魚沼でも山間部にあたる地域で品種改良前のコシヒカリを生産しているという長五郎さんトコロに立ち寄り玄米を購入いたしました。JAは品種改良後の米しか引き取らないのでリスクテイクのため長五郎さんも作っています。「品種改良前のと後のと、どっちにする?」とか聞かれます。「品種改良前のがおいしいと聞いてます」とか言うと、なんともニンマリする長五郎さんでした。

食べ比べのため、南魚沼のJAしおざわで、一般流通する”品種改良後”の魚沼産特別栽培米を購入、あちこちで特産品も買い込んで帰りました。

 

-------- 食べ比べ---------

まず日本穀物検定協会の食味判定には遠く及ばない我が家独自の傲慢判定であることをお断りして... 我が家では自宅で精米後いわゆる”おがみ研ぎ”なのですが、長五郎さん米は研ぎ汁の白濁が少なく割れ・欠けが極めてすくないお米だなぁという印象、JA米はいつも買ってるお米と同じくらいか、やや少なめか。
炊きあがりの長五郎さん米はクリアないいニオイのご飯、JA米のほうはやや雑味が混じったニオイ... で実食してみると、長五郎さん米は旨いです! ふっくらしてるのに口の中で米の粒をはっきり感じるほど存在感があって新米の旨みが濃い。それに比べてJA米はちょっと残念、お米のふくれぐあいがイマイチ、お味はそこそこおいしいのですが、いつも買ってる25年度山形産つや姫に及びません。とても価格相応とは言い難い...

今度は炊き方変えて再トライしてみようと思います。