mac miniがようやっとマイナーチェンジ〜毎度地味なんですが、今年はアップルのやる気の無さを感じてしまう

ようやっとmac miniがマイナーチェンジされました。予想どおり既存Macbook proベースでのスペックアップ(下位モデルCPUはスペックダウン？)のみ、Thunderbolt 2 搭載とグラフィックエンジンのスペックアップで４K以上のディスプレイ接続が可能となりました。”廉価版PCという位置づけながらスペック的には及第点をつけられる”と言っても、長い期間の放置プレーをこれほどのスペックアップで済ましてしまうアップル、どうしてもやる気の無さを感じます。

まだ得体の知れないOS X Yosemite しか使えないモデルともいえます。
既存Macユーザーはじっくり様子見、新しくMacを始める方にもオススメできるものかどうかいまは判断難しいですね。メモリ仕様もモバイル用”LPDDR3”に刷新されたので一般市販品はまだ出回ってないし増設は高いことつきそう...こんなモンだけ最新電力エコ仕様にされてもねぇ...下位モデルはCPUのTurbo Boost拡張幅が広がっているので通常はさぞかしエコ運転してくれるんだろうなぁ、とはいえるんですが。

iMac 5Kディスプレイモデルのディスプレイ解説にもあるように4K以上のディスプレイでは、グラフィックエンジンから液晶ドライバへの出力を制御するTCON(タイミングコントローラー)なるモノの役割が重要になります。Macbook pro接続でも不安定だったり、条件付きだったりする4Kディスプレイとの相性問題、”90%高速化”とか言ってるグラフィックエンジンもそもそも4Kを駆動するにはけっこうギリギリな仕様なので、すぐにmac miniで使えるなぞ思わない方が無難というもの...

とりあえず新し物好きでディスプレイに拘りたい方は同時発表の iMac 5Kディスプレイモデルを検討するのが賢い選択ではなかろうか、と思います。

■Mac mini下位モデル新旧比較

■Mac mini最上位モデル新旧比較

<追記>

「メモリーは半田付け」という情報が錯綜、アップルストア問い合わせで確定、ともいわれております。果たして分解画像が挙がるまで真偽はおあづけですが...

iFixit 分解チェックで確認された半田付けされたRAM
（赤く囲ってあるのがRAN）

「最上位モデルのCPU性能も2012モデルの半分以下...」 というとなんとも貧弱なPCに思えますが、アップルとしては、”フツーのヒトにはこれで十分、CPUパワーが必要なヒトは Mac Pro買ってくれ（貧乏人はいらん！）”というのを無理くり打ち出したんでしょうね。