歳末助け合い募金〜赤い羽根共同募金と何が違うの?〜社会福祉協議会

10年に一度持ち回りでやって来る地域自治会の評議員の今年であります。そんな背景もあって社協(社会福祉協議会)行事を自動的に手伝う一員になるのですが、つい先日集金を終わったばかりな気がする「赤い羽根共同募金」に続き、「歳末助け合い募金」の季節です。果たして両者の違いは何なのか、ふと疑問が湧いたのでぶらり検索してみても両者の明確な違いはわかりません。おそらくは昔ながらの”キャッチフレーズ”を使い回すことで社協は定期的な募金活動を円滑に進められると考えているんでしょう。

 

ご家庭を一件づつ廻って社協に成り代わり募金を”お願い”するには、それなりに納得できる募金や社協の背景を知っておくのがマナーというもの、などと肩に力を入れる気は毛頭ないし面倒くさいだけだと思うのは多分皆さんと同じですが「100円以上でお願いします」と注文までつけられると少し”イラッ”としたりします。

我が家のあるさいたま市の社協と言えば”さいたま市社会福祉協議会”職員324人のちょっとした大組織です。「赤い羽根共同募金」や「歳末助け合い募金」はこの組織の恒例イベントであり事業展開に使われる収入源の一部と言えます。平成26年度の予算総括表を見ると収入18億円のうち人件費10億円超と福祉事業はまさにヒトがおこなう事業です。

ジブンもNPOやボランティアに関わることがありますが、ボランティア事業と詐欺師は紙一重のように見えることもあります。詰まるトコロ必要な仕組みであることに変わりはないのですが透明性が命です。社協に外部監査制度があるのかどうかは不明ですが、公的機関と連携(もしくは一体化)している部分もあるので少なくとも公的機関を通じての問題や課題が表面化することはあります。ちなみに”さいたま市社会福祉協議会”についてはさいたま市の福祉関連部門の外部監査での指摘があります。