50年前のクルマと今のクルマがぶつかったら〜安全のカタチ

米国の保険機関の団体IIHS(Insurance Institute for Highway Safety)が同機関の設立50周年を記念して、50年前の米GM社の「Chevrolet Bel air」と2009年モデルの「Chevrolet Malibu」を衝突させその映像を公開している(林 達彦=日経Automotive Technologyより)のだが、

Aピラーの付け根がかなり後ろ側にあり、しかも直角に立っています。また、当時はフロントフレームの衝撃吸収構造も取り入れられていないようで、 Malibuとオフセット衝突したBel airはフロントバンパーが車室に食い込み、Aピラーは完全に変形し、運転者の足元スペースがなくなり、膝が胸につくほど押されています。当時はエアバッ グもないので、運転者は衝突時にステアリングホイールに打ち付けられ、大きな損傷を負っているように見えます。(tech-on抜粋)

搭乗者の安全性を確保したり、衝突した人の安全性を高めるための基本的なカタチというのは、いまのところ「長めに丸くて寝そべった」のがトレンドライン。日産:JUKEなんかまさにそんな感じです。ホンダ:CR-Zなんか多少カッコ悪くなってもボンネットフード膨らませちゃったし。 ただ新しいクルマでは商用車にだってエアバッグは標準装備の時代なのに、「歩行者傷害軽減ボディー」は商用車になかなか採用されていないようです。

 

TOYOTA LITEACEVAN 安全性能:衝突安全性