雇用・能力開発機構を潰せ〜危うし!職業能力開発総合大学校
頑固なボケ老人気質が昨今目立つ田原総一朗率いるサンデープロジェクト。いつもたいへんおもしろく拝見させていただいております。須田慎一郎(ジャーナリスト)の須田行革シリーズ?として今日放映された「独立行政法人改革は進むか〜スクープ組織温存の「裏シナリオ」〜」もともとは京都にある職業体験施設「私のしごと館」の無駄ぶり、雇用保険料をドブ捨て注入した公共施設の箱物事業と天下りにメスを入れるお話しだったんですが、番組中では
......さらに、雇用・能力開発機構は、相模原に広大なキャンパスを持つ大学校や全国に職業訓練などを行う学校を多数運営している。しかし、職業訓練自体、すでに民間に任せられる事業だとして多くの批判を呼んでいる。....
と我が母校「職業訓練大学校」(現:職業能力開発総合大学校)の存続意義にメスが入った!(笑) 番組中では「2年前は卒業生の10%しか訓練指導員になっていない...」などとインタビューが挿入されていたが、それはウソ
25年前から卒業生の9割近くは民間企業に就職してます!
大学校の詳しくは、昨年「我が母校〜なんだかな〜職業能力開発大学校」を読んで貰うとして、当時のことを補足すると
当時(25年前)は「入学金無し」「授業料は国立大学の七掛け」「寮費無料」「電気水道代無料」「3食で250円」「広大なキャンパスに生徒200人、学校職員100人」で相模原の田舎に近代設備をドーンと投下した大学校でした。その代わり....「20倍超の受験競争率」「最低合格点数での足切り」「初年度に卒業単位の4割取得義務! 〜2年生になれないのがいっぱいいた〜」「国立大工学部の1.5倍、私立大の2倍の要卒業単位!」なんて羽目にあって落伍していく輩も多かったですよ。大学校の教授達も民間技術屋のトップが来てたんで優秀な奴ほど「民間に行け!」と言われてました。公務員になるなんてそんな志の低いこと言うなよ、ぐらいの感じでしたねぇ...(現在がどうなっているのかは知りません)
バブルを迎えるちょっと前、いずれにしてもいい時代でした。
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私大はお気楽にキャンパスライフできるとこ提供すればいいです
国立大学や大学校は「国の未来を託す」人材教育すればいいです
と紋切り型に言えるといいですが
トンガ王国の王様が日本で関取を目指す若者に「この国の未来を切り開いてほしい!」と送り出したような図式にはなり得ないこともわかっています。
それでもこんな時代だからこそ
いいじゃないか!
もっと厳しくエリート養成する大学校にしろ!
民業圧迫なんか私大の学長に言わせるな!
国背負っていく意識づけでガンガンやらせろ!
ってのが正解のような気がします。