沖縄・高江ヘリパッド建設反対運動〜ニュース女子 vs のりこえねっと〜共感の難しい現場の問題

2017.1.2に東京MX「ニュース女子」でとりあげた沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設の「過激な反対派の実情を現地取材」に関して「のりこえねっと」が「虚偽・不公正であり、名誉が毀損された」としてBPOに申し立てしていた問題について、元凶を再度チェックしてみました。

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2017.1.2 東京MX「ニュース女子」

『ニュース女子』#91

上記の番組で登場する「のりこえねっと」
2016.「ないちゃー大作戦!全員集合!!」 講演

20160909 「ないちゃー大作戦!全員集合!!」

米軍ヘリパッド建設に「全国から反対派を動員しています」「お金を調達して動員する人に渡しています」ということに関しては「のりこえねっと」も言明しています。

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のりこえねっと「のりこえねっと「高江市民特派員」企画について」から転載

そのうえで「沖縄地元住民の反対運動〜」云々としか報道しないメジャー報道が偏向しているとは思わないですが「地元の人は圧倒的に反対です」と言う左派の人のバイアスも相当なモンだし、そんな「反対派はこんなに怪しい」と言う方もかなり意図的です。

事を荒げたくない政府行政サイドの意向を受けてメジャー系は穏便報道に収支するのはいろんな意味で”あたりまえ”だとは了解していますが、「ニュース女子」なる番組も"所詮はバラエティー"という前提で反対側にバイアスが掛かったヒトがしゃべっているという風には世間は思わないのでしょうか。ただ「のりこえねっと」等の左派・市民団体、労働組合、宗教団体などがベクトル強化するためにおこなう集会・講演なるものは、当該から外れている個人としてはやはり共通した「気持ち悪い」共感し難いシロモノに映ったりします。加えて、相乗りしてきて「沖縄戦を語らずして、現在の基地問題も、ひいては沖縄そのものも理解することも語ることもできない。」などと言い出す輩に至ってはそもそも共感を拒否しているようにも思えます。

それぞれの気持ち悪い正義が、沖縄の現場で気持ち悪い状況を作っているのは確かなようです。直感的には「関わりたくないなぁ...」な事柄です。

不用意に関わってとばっちりを受けているのが「ニュース女子」司会を引き受けている東京新聞論説副主幹・長谷川氏、という展開になっています

【長谷川幸洋】 ザ・ボイス そこまで言うか! 2017年2月6日

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<2017,2,9 追記>
Business Journal 編集部のように”愉快犯か?”と思ってしまう対応をさも常識のように語るマスコミというのはたくさんあります。「ニュース女子」なる番組をNHK報道番組と同列で捉えて非現実的な批判を展開する意味はあるのだろうか?... ことなかれ的な対応をした東京新聞は稚拙で最低ではあるのだけど...