スローなバイク選び 〜

カングーに乗り換えてスローな運転が退屈でなくなりました。いやむしろ楽しくさえ思えます。アクセルを踏み込んでいくときのリニアな車速の乗りが、ゆるゆる流れる時間と旨いシンクロ具合なんでしょう。クルマが余計なお世話をしないので、こちらのペースが乱されずに運転できる、結果的にスローな運転でも退屈しない、楽しい、につながっているような気がします。

そんなことに気がつくと、いまの自分に似つかわしいバイクも探してみようか、と最近は思っています。テーマはもちろん「スローが楽しい」です。

ハーレーのVツインも魅力的に映るし、リアルにCab!という選択もできてしまうのですが、現実的には幹線道路の平均速度に乗れるくらいの排気量は欲しい、やはりオフロードに躊躇するようなモデルは遠慮しとこう、くらいの条件はあったりします。 最新のオフロード・モデルに該当しそうなモノはなく、単気筒エンジンというのも今回はあえて選択しない、ことにしました。4気筒エンジンというのも無しかなぁ、、、眠くなりそうです。そうやって絞り込んでいくと、昔風に言うところの「2気筒エンジンのスクランブラー」が、今回のターゲット・ジャンルになりました。


(1962) Honda DREAM CL72 〔250cc〕SCRAMBLER


(1961) Triumph TR-6〔650cc〕Trophy

排気量は倍以上違いますが、どちらも代表的なクラッシック・スクランブラーかな。もちろんこんな貴重品は予算外のシロモノです、


(1972) Honda SL350 K2 〔305cc〕

昔、「OGATA」くんが乗っていたドンガメと揶揄された車体です。独特の乗り味と排気音はいまでも印象に残っていますが、シリーズ中一番派手なこのカラーリングのK2モデルを入手するのはかなり難しいでしょうね...

もう少しモダンなスクランブラーも候補に入れたいとは思うのですが、2気筒エンジンを抱えたモダンバイクでは、どうしても「ツアラー」色濃いキャラクターを与えられていて、それはそれで実用に答えてくれてはいるのだがムムムッ....