連れあいは日本人? その2〜人類の起源から2000世代ぶりの出会い
日頃から、ウチの連れあいは自分と正反対の選択と奇想天外な行動を繰り返す毎日で、おかげで今でも新しい発見の連続に驚き、楽しい生活をおくらせていただいております。「似たもの同士だと思って一緒に暮らしてみると、水と油ほどの性格の違い、生活感の隔たりに....」と嘆いていたり、別れていった友人を幾人も知っていますが、ウチはことごとく水と水銀くらいに違っていながらもへこたれていません!
CS放送で「人類の起源をDNAで追跡する」という番組をやってました。おおまかにはこうです。
・人類の起源は中央アフリカに誕生し、狩を主体にテリトリーを作って定住していた。 ※現在もほぼ起源に近いDNAを持つ部族の人達が存在し、その部族には世界中の人達を特長づけている容姿の一部を見ることができる。
・地球を襲った氷河期が動植物を激減させるのをきっかけに、あるグループが新たなテリトリーを求めて中東に移動していった、
・更に中央アジアに北上するメイングループに対して、海岸沿いをインド→マレーシアを経てオーストラリアに達するグループがいた。
※オーストラリアの原住民アボリジニは、起源に近いアフリカの人達とほぼ同じDNAを持っている! そして通過地点のインドにもその痕跡を残す人達が存在する。
・中央アジアのグループから西のヨーロッパ、東のアジア(更に一部はアラスカ→北アメリカ→南アメリカへ達する)に向かうグループに分散していく。※ヨーロッパ(クロマニヨン)人を中東グループからの派生とする学説もありますが、番組では中央アジアグループから別れたものと解説していました。
なるほど!と感心して見ていたわけですが、人類の起源から2000世代以上経った現在の人というのは相当に混血なわけで、一概にこの流れに乗って現在に至った人は、もちろんいません....いませんが、ウチの場合を想像してみると、血液型占いの100倍は信頼できることが解りました!
<自分>
・暑いのが大嫌いなB型で、真冬でもある程度薄着で快適と思えてしまう
・神経質/几帳面とは言えないまでも、何事も検討をかかさない用心深さ
・持ち物は少ない方がいい、掃除で捨てるものが多いと何故かうれしい
・カロリー変換効率がいいのか、腹持ちがいいというか、あまり食べなくても苦にならない
<連れあい>
・寒いのがすごく大嫌いなA型
・整理整頓ができないのは幼児レベルではないだろうか...
・何事も「なんとかなる」、実は考えたくないから...
・無頓着なので際限なくモノが増えていくし気にもしない
・スイッチが入ったように「おなか空いた〜」が口癖
「連れあいは日本人? 〜外国人が認める不思議ちゃん」に詳しく書きましたが、外国人が連れあいを「日本人ではない」と認知する大きな特長は、彼女の眼の周囲にあります。アラブ〜インド〜マレーシア系の人に特徴的な眼の表情に似ています。
そうそう自分は、子供の頃はいまとは随分違って一重の切れ長だったよなぁ...などを重ねて想像すると、こんな地図が書けてしまいます。
自分の先祖は中央アジアグループからB型が多いモンゴリアン経由で日本に渡来したんでしょう(青色)氷河期の厳寒地方をくぐり抜ける知恵と決断にいつも迫られていた...そんな成り立ちを想像させます。それに対して連れあいの先祖は中東グループから自然まかせに海岸線を東に辿ったなかから、気まぐれに海路を北に渡来した人達(赤色)なんでしょう。氷河期のさなかでも比較的穏やかだった赤道直下を歩いてきた人達です。のんびりブラブラやって来たんだろうなぁと思いませんか?(笑)
互いの特長や容姿にピッタリ合致します!
連れあいとは中東グループから別れて実に2000世代ぶりに出会ったと言えるでしょう(笑:もちろんそんな理屈は成立しません)またおもしろい違いを探してしまいます。
違った意味での想像も膨らんでくるわけで「似たもの同士だったあのカップル、最後はなんであそこまで罵りあうほどのケンカ別れをしたんだろう」では、途中まで起源を同じくしたグループで前近代までの血筋を同じくするもの同士だったんでしょう。ただ三国志時代に互いの先祖は「魏」「呉」に別れて、血みどろの抗争を長く続けたんだろうなぁ...多分に似てるということが、良いことばかりで終わらないのは歴史が証明している、と勝手に解釈してみるのもおもしろいことです。
最近の日本人研究