正月前の緊急事態〜奥歯の20年超インプラントが揺らぐ事態発生〜

昨夜、ふとした時に噛み合わせに違和感を感じて、右下奥歯のインプラントに指を伸ばしたところ「グラグラしてる!」のに気がつきました。特に痛みや炎症が起きてる感じは無いですが、噛みあわせで100kg近いチカラが加わる場所ですから、ホントの歯以上に「これはやばい」です。

まだインプラント手術が一般的でなかった20年以上前に施術してもらったシロモノで奥歯3本を2本のボルトで下顎に固定してあります。これまで生涯数十件お世話になった歯医者で「最も信頼できる歯医者さん」にたどり着き、これまで”いいかげん”に治療されていた部分を2年掛けて徹底治療、その仕上げがインプラント施術でした。当時、院長が大学病院でインプラント施術を担当されていた方で十分な実績をあげられたうえで、歯科医院として導入されたという経緯もじゅうぶんお聞きしての当時の”決断”でした。費用もそれなりでしたなぁ...

以後20年間は歯医者に行くのは毎年の歯のメンテンスチェックのみ、たまに虫歯が発見されたときも治療は通院2回で完了。インプラントに関してはボルトの緩みを含めてノントラブルで過ごしておりました。

実際のインプラント・ボルトではありません。
本物は直径1mm以下、長さ5mmに満たないチタン・ボルト

現在ではインプラントの看板を掲げる歯医者さんも多いですが、トラブルも急増していると聞きます。経験上で言えばいまの歯医者さん以外でインプラントなんて考えられない、というのが正直なトコロです。

ちなみにウチのつれあいもジブンと同じ歯医者さんでインプラントを1本施術してもらって10年ですが、ノントラブルです。

さぁさぁ肝心の「奥歯の20年超インプラントが揺らぐ事態」ですが、予約は無かったのですが「来れるならすぐに」と言われてちょっとビビりながら2年ぶりに歯医者さん(昨年、メンテナンスをさぼってしまって)

「ボルトが緩んだか...折れたかかなぁ」と一応レントゲン撮影、じっと覗きこまれて無言のまま「とりあえずボルトヘッドの蓋を取りますね」としばらくはあのキュイーンと吸引器の音が水しぶきと共に響いておりまして、ボルトヘッドにアクセス出来る状態になって....

「駄目だ、マイナスだ」とつぶやいた後、助手となにやらゴソゴソ。なんだか不安になる展開ですが「あった、あった」と戻ってきて作業再開。
「大丈夫ですね、ボルト緩んでるだけでした」
”マイナス”と言っていたのは最近使われなくなったマイナスのボルトヘッドのことでいわゆるマイナス・ドライバーを探していたということ。

炎症も発生しておらず、ボルトを締め直して、ボルトヘッドの蓋をして、噛み合わせを丁寧にとってくれて修理完了!
ちなみにボルトが折れていた場合、ボルト代が1本1万円、ナット側にあたる下顎のフォルダ内で折れ残ってしまったら...けっこうな大事でした。
緩んだままお正月を過ごしていたら、そんな事態もあり得た話なのでホントに良かったです。なにしろ年内最後の診療日でそれも午前中のみ、来院できたのが11時前でしたから、ギリセーフな2年ぶりの歯医者さんでした。

 

〜 よいお年を 〜