デジタルネット端末の年代推移〜やっぱりタブレットは消える運命?

同じ年に何度も新モデルが投入されるほどスマホは活況ですが、そろそろネタ切れで無理筋な製品も投入されだした感もあり、業界的には「5G」の神風に大きな期待をしている風にも見えます。パソコンを使う10代なんているのか?という状況もあり、スマホが認知されだした10年前からデジタルネット端末のシェアを調べてみました。

Statcounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share

Tracks the Usage Share of Search Engines, Browsers and Operating Systems including Mobile from over 5 billion monthly page views.

意外ですが世界的に見ると2017年にスマホ(Mobile)がパソコン(Desktop)を逆転した後、再びパソコンが盛り返して現在はほぼほぼイーブンな状況にあります。

誰もがいたるところでスマホにかじりついているのを目にする日本の状況はと言えば、世界に比べてまだパソコン比率が高いらしい...


JAPAN

総務省がまとめた「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を読むかぎりはもっとスマホ比率が高くてもおかしくない気がしますが...確かに「インターネット利用時間」とシェアは別モノ、と言えなくもないです。

欧米系の推移

欧米系ではどんな傾向かと言うと、アメリカでのシェアカーブは全世界平均と類似の傾向で、ヨーロッパでは日本と同様保守的なカーブで推移しています。

アジアでの推移

中国を含むアジア圏では比較的早くスマホがパソコンを逆転するカーブで似通っていますが、スマホ先進国と思われがちな韓国が意外と保守的に日本型なカーブになっています。

 

「スマホ天国」な国

極端に「スマホ天国」な国はインドです。
早期にスマホシェアが起ち上がったのは、もともと既存の有線インフラの整備が遅れていたところに一気に無線通信インフラが広まったのが大きく関わっています。

経済的な側面もあるかもしれませんが、ブラジルなどは頑固にパソコンシェアが高いし、アフリカ圏ではインドほどではないにしても無線通信インフラと連動した推移に見えます。

 

カーブは違えどスマホの隆盛で推移してきた世界ですが、ここ1〜2年は中身も含めて停滞期?なのか、丁度いい棲み分けに落ち着いたのか...「5G」の波が来てもフィフティーな状況は変わらない気がします。
ただね「iPadとかタブレットはやっぱり要らない」は世界共通なんだなぁ...と納得たりします。スマホ画面を高解像度で液晶TVに出力できるようになった時点でほとんどスマホと同じ機能しか持ち合わせないタブレットの優位性なんか無いわけで、かと言って到底ノートPCに取って代わり得ないことを体験するじゅうぶんな時間が流れてきたし、5年以上前にタブレットは消えると言ったヒトの話の具体性には疑問があるものの、大筋では外してない気がします。

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一般家庭では所詮こんな使われ方が主流なんだろうなぁと...もちろん一般家庭の我が家でも電子書籍のブラウズか、ムービーサーバーのリモコン代わり、サブディスプレイな使い方がメインユースになってます。