電力需給ひっ迫は終わらない〜石炭ガンガン燃やしてなんとか凌いでるのが実情

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先週、他所では夏日を記録したと思ったらいきなり今日は雪混じりの雨で最高気温5℃という冬日でジェットコースターな1週間なのですが、16日の福島県沖震源の地震で、東京電力管内に送電している複数の発電所(新地発電所〜石炭火力100万キロワット2基)広野火力発電所6号機〜石炭火力60万キロワット)が地震の影響で運転を停止。気温の急激な低下で使用電力の急上昇が予測され、政府は21日夜「電力需給ひっ迫警報」を発令。

日本の電源構成のうち、石炭火力発電は今は全体の3割程度。

本日(22日)電力管内の電気使用量は午後1時台に供給予測値の106%に達し、どこで停電が発生してもおかしくない状況に肉薄…結果的には事なきを得たのですが、電力不足はなにも東京電力だけの話では無くて、全国的に原発停止以降は火力発電の積み増しでなんとか凌いでいる状況が続いています。

発電所データベース:月間最大電力 – 電力統計より転載0−

本日(22日)午後8時過ぎには東京電力管内の電力供給は 90%ほどに落ち着いていますが、同時刻東北電力管内は100%前後をウロウロと危機感は切実です。

個人的には早期に原発稼働出来る準備を進めてもらいたいし、より安全追求した小型モジュール原発やクリーン石炭火力の研究開発も進めて欲しいとは思うのですが、世間的には後ろ向きだと一蹴されてしまいます。しかしながら悲しいかなウクライナ虐殺騒ぎでクリーン優等生と言われていたドイツのずさんなエネルギー政策(ロシアとの win-win 経済相互依存)があらわになり、現実的なエネルギー政策とは何だ、みたいな雰囲気になっていますから早晩、日本の再生可能エネルギー一辺倒な議論は見直されると思います。

超々臨界圧石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)

2025年頃に実用化技術を目指すIGFCでは、CO2排出量を1キロワット時あたり600g、しかしながら現在既存の天然ガス火力発電所では、CO2排出量が1キロワット時あたり350g、駄目じゃん!と反対非難轟々なのですが、LNG頼みでエネルギーを考えてたら大変、というのが今回のロシア-ウクライナ危機の顛末です。

もちろん志と現実ギリギリのせめぎあいがあることは承知しておりますが、事件・事故・災害があるたび右往左往するのが大衆というモンです、

 

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