情念に溺れるを唄えるシンガーは平成にいないのだろうね〜納涼

歌謡曲というジャンルは昭和と一緒に消えてしまいましたが、じっとり、ねっとり絡みつくようにまとわりつくような歌というのも消えてしまいました。それは現代がしがらみを持たない世の中に変質していったのと無関係ではないように思います。「しがらみ」に窮する、抗する、救われる、守られる、学ぶ...そんな振り子の芯を持たない生き方は、一見軽やかですが豊かさも失われる道理でもあります。