激走2,800km! カングーでGW北海道遠征旅行その4〜暴風雨がやってくるらしいが、せっかくだから知床横断道路

~遠征旅行の4日目~

昨夜(5/2)悪いニュースと喜ぶべきニュースが同時にテレビから流れてきました。

喜ぶべきニュースは、半分以上諦めていた「知床横断観光道路」の除雪作業が完了して、ぎりぎりでしたが最初の予定どうり本日(5/3)の観光コースとして走れるとのこと。悪いニュースはどうやら明日(5/4)の天気は雨、それも本州を縦断してきた爆弾低気圧が本日の宿泊地:釧路を直撃するため明日(5/4)の天気予報は「暴風雨」明日(5/4)は札幌への移動日と割り切っていたものの、最悪帰りのフェリーに乗り遅れる可能性もあり、釧路の宿をキャンセルして本日(5/3)中に札幌に移動してしまうことも考えていました。

一夜明けての本日(5/3)の朝、曇り空ではありますがまだ雨が落ちてくる気配もなく、結論としては「なんとかなるんじゃない」で当初予定どおりウトロ-知床横断観光道路-羅臼を巡って釧路に向かうことに。しかし...

 

有視界5m、知床横断道路はすっぽり雲の中、おまけに風速8mで
まるで吹雪のなかを走ってる様でした。

神様は万人に公平でラッキーは長続きしません。楽しみにしていた知床峠からの眺めも、氷雪の壁も全貌を見ることなく通り過ぎるのみでした。(かなりガッカリ)バイクで来た当時はまだ横断道路の建設工事中で途中までノコノコ入っていったら「危ないよ!クマ出るから気をつけて戻って!」とか工事関係者から怒られた記憶だけしっかり残ってます。

4月中旬の除雪状況、今年は特に雪が多くてGWには開通が間に合わないと
アナウンスされてただけに前日開通のニュースを喜んでいたのですが...

羅臼で海産物のお土産などを買い込んで、地元の料理(肉厚キンキの煮付け)を食べて、そろそろ怪しくなってきた空をにらみながら釧路湿原を目指します。「タンチョウヅルがまだ居る」らしいということで本日のお宿は釧路湿原の端にあるとうろの宿さんです。予定では翌朝釧路湿原散策のはずだったんですが、なにしろ「暴風雨」が近づいているのでそれは見送りになりそう...ということで、今日中に釧路にある「丹頂鶴自然公園」に行って見ることにしました。

中標津空港を過ぎたあたりでつれあいが偶然、牧場脇をトコトコしている1匹の野生のタンチョウヅルを発見。カメラ片手につれあいが牧場の柵のそばまで駆けよって撮ったのがコレです。

「タンチョウヅルがまだ居る」らしいという情報はビンゴでしたがまさかの偶然ですね。それから牧場の柵のそばまでつれあいが行ったものだから、遠くにいた牛さん達が怒濤のように走ってきて囲まれてました(笑)

柵と言ってもご覧のような貧弱な有刺鉄線の囲い
集まってきたときは”なぎ倒さん”ばかりの勢いだったので
ちょっとおっかなビックリなつれあいでした。

 釧路湿原にさしかかったくらいのところで今度はカングーの前を横切るように飛ぶタンチョウヅルもみかけました。釧路にある「丹頂鶴自然公園」に寄ってとうろの宿さんに向かう頃はもう真っ暗で、お宿の方に「道中、夜になるとシカが出るので気をつけてください」に慎重ドライブ。到着は8時を廻っていて待っていたかのように雨が降り出しました。さぁ明日の「暴風雨」はどうなることやらです。