日々の雑感〜不老不死プロジェクト

「不老不死は人類の夢」少なくとも二割程度のヒトにとってはそうなんだとか、とりわけ権力・資力に溢れるヒトにとっては最後の夢か、はたまた挑戦の矛先らしい。

2014年にGoogleが発表した Calicoプロジェクトは、当時のタイム誌インタビューでGoogleのCEO Larry Pageが「人間の寿命を大幅に延ばすことが目標の一つだ」と言っているように別名「不老不死プロジェクト」と呼ばれています。

Calico(California Life Company →Calico Life Sciences LLC)は、老化に関連する疾患に取り組むためのバイオテク系ラボで、おそらくはIT技術系製品以外にGoogleが投資した初めての企業体。

「Android」にしろ「自動運転自動車」にしろ、Googleというお化けは目先の利益を勘定して新しい事業を始めてはいないのですが、フツーの上場企業が大金投下してもでもせいぜい研究機関レベルのところ、Googleは国家プロジェクト規模の予算を投入しているのだから正しくお化け。

最近になってAppleやSoftBankの孫正義氏も似たよなニュアンスで長寿プロジェクトへの投資を発表しましたが、既に5年以上前から彼らもCalicoプロジェクトに関わっていますから流行というワケでもなさそうです。

肥え太った彼らのお気に召すテーマが、もはやゲノムレベルでのAI解析というデジタル装備の戦場であるというのも必然・縁だったということでしょうねぇ...いずれにしてもCalico設立から4年、そろそろ成果発表の時期は近いです。

しかしながら、「不老不死は人類の夢」と思えるヒトは何が楽しみなんだろうか...と疑問も湧く還暦前のジブンであります。

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そう言えば「テロメア分析キット」なるモノが流行しそうになったこともありました。寿命をスケーリングして何が楽しいのか?というのがジブンのスタンス。ノーベル賞にもなり科学的に実証されているテロメア話は”いまのところ”限りなく詐欺くさいレベルの話でもあります。