1円で買える本〜 情報価格と作品価値と著作権

毎月10冊以上の情報誌や文庫本、単行本を買っていますが、それぞれ購入する場所は、種類や新旧発売時期によって違ってます。基本的に週刊とか月刊とか定期的にどこでも買えるものは、コンビニ→キオスク→本屋の順番で探して購入。文庫本、単行本は、新刊で且つよほど興味をそそる内容であった場合だけ本屋に出かけてます。旧作にいたっては、まずAmazonで中古本探して注文することが多いです。

特に作家別に検索していくと旧作1円(送料340円)というものまである。
旧作ラインナップにいたっては大型書店でもかなわない。
中古本の再販が作家に対する未払い著作権料を発生させている、という話題もありますが、それは著作権料支払いに関する契約制度上の問題。再販制度というビジネスモデルの欠陥でもあるワケですね。(音楽CDやDVDの再販も同様) 旧来のビジネスモデルで商いを組み立てている「本屋さん」「レコード屋さん」と、著作権料を当てに活動している人達にとっては由々しき問題ではあるのですが、消費者目線的には「人気のないもの」「ありふれたもの」にはお金を払えないもんです。

 

著作物の権利を不当に貶めるつもりはありませんが、ネット社会になって情報価値は一瞬で陳腐化するようになってしまいました。 誰かにとっては、作品価値は情報価値や人気とは無縁なものですが、市場の扱いは概ねイコールです。 なんだか中華商倫理を肯定してる気分なのが不愉快ですが。

たかだか50年位しか生きていない人間には、新旧ない交ぜに新鮮な知識はそこここに転がっています。
1円で買える時代、ありがたいことですよ。