8.15 終戦記念日〜なぜアメリカと仲良くできるのか〜全てを忘却したい病

「8.15 終戦記念日」”昭和20年8月15日に第二次大戦が終結したことを記念する日”は、同時にアメリカ軍による日本占領が始まった屈辱的な日です。
そして安倍首相が提言している「4.28 主権回復の日」は、同時に沖縄をアメリカに割譲譲渡した日です。

あまり口にされないコトですが「なぜ原爆まで落とされてアメリカと仲良くできるのか?」は、外国人の理解できない日本人像のひとつです。

正面から物事の本質に向き合わないのは戦後教育の賜物なのか、この国のオトナ達は「今日と明日が幸せであればいいじゃないか」と悲惨だった遠い日をただただ忘れたいだけで、並べる理屈にどんなに美辞麗句とその場鎬の正論を撃ってもアンポンタンが透けています。

「未来志向」「ポジティブ・シンキング」「恒久平和」が軽々しく踊る国の所以です。

沖縄は本土の防波堤」は明治以来現在進行形で沖縄県民が抱える想いです。
同時に本土の内地人はきっとまた我々を見捨てるに違いない、という想いでもあります。
その想いを汲むには沖縄の戦時史を知らねば語り合う資格さえ私達にはありません。
”日本一大きな村”を目指す読谷村は太平洋戦争の沖縄戦においてアメリカ軍上陸開始の激戦地となった場所にあります。日米戦争の悲惨を凝縮した歴史を是非いちどは覗いてみてください。

 

近年の中国や韓国との問題も、東北震災復興が進まない問題も、沖縄米軍基地問題も、直面する問題の事象は違えども根っこの心情にこの国の有様への不信が潜んでいることは明らかです。

薄ら甘い言葉の全てに疑問府を建てるのもどうかと思いますが、腑に落ちないコトが空気に漂うがごとく共有されているこの国をこの国民を、なによりもっとも怪しいジブンを何度も疑ってみる必要がある、とぼんやり思うまたまた酷暑な日曜日です。