MacBook Airの弱点克服〜サウンド入出力関係〜Skypeにはヘッドセットが必須
フル稼働中のMid2013 11'MacBook Air、可搬PCとしては申し分ないどころか最優秀な働きモノ...ではあるのですが、克服しなくちゃならない弱点も幾つか抱えています。そのひとつがサウンド入出力関係です。
比較対象に大きく依存する話ですが、キーボード下という特異な場所に配置されたMacBook Air内蔵スピーカーによるステレオサウンドは、ミニマムな制約にあって”聞かせる”工夫に富んだ結構に優秀なモンだと思っています。
ただし音楽を鳴らすにはストックのサウンドバランスでは物足りないし、ボリューム(音量)が絶対的に足りていないです。そんな内蔵スピーカーからの音声出力をデフォルトの最大から更にブーストアップし、イコライズしてくれる機能拡張アプリが ”Boom”です。
Mac volume booster and system-wide equalizer Boom - Global Delight Technologies Pvt. Ltd
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わざわざお金を払って(有料:1200円!)まですることか?といぶかる向きもありましょうが、その威力、価値あるアプリを実感できること請け合いです。
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昔からSkypeにはノート型を使っていたのですが...MacBook Airの場合、特異な場所に配置された内蔵スピーカーとマイクの関係であろうと思われる不具合(マイク入力の過度な自動抑制、スピーカーノイズの発生)が度々発生します。対処方法もネット上に散見されるのですが根治にはほど遠い...ということで「ヘッドセット」は必須です。
最近MacBook Airで使うSkype用に購入したのが、Logicool ワイヤレス・ヘッドセット H600。ワイヤードUSBは煩わしいしBlutooth方式は安定性に欠けるということで、わざわざ2.4GHz帯通信の本製品を選択しました。
しかしながら設計年度の古い(2011)製品にありがちな悩ましい問題が発生、OS X Mavericksではメーカー製ユーティリティーappを使ったヘッドセットとmacのペアリングが全く出来ない状況。製品サイトの仕様では Mac OS10.5以上としか記されていない....
MacのUSBにレシーバー端子を挿すとシステム環境設定>サウンド書類に「Logicool Wireless Headset」が追加されます。
ヘッドホンを充電してスイッチON...だけでは使えない...どうやら最初にレシーバ端子とヘッドホンとの間でペアリングを成立させなければちゃんと動作してくないシロモノらしいので、製品サイトからペアリングユーティリティーをダウンロードしてペアリングを試してみたのですが...
ペアリングに失敗続きで一度も成功しない
mac miniでも試してみますがペアリングはやはり失敗します。何度か試すうちに何故か「出力〜ヘッドホン」は聞こえるようになったものの、マイクは使えないままです。
MacBook Airの方もペアリングが成功することなく、不意にマイクが動作するようになったものの、「出力」で「Logicool Wireless Headset」が選択できません。
Logicoolのカスタマーリレーションセンターに電話してみました。アナウンスが流れてきましたが、日本語が日本人のそれではなかったので嫌な予感です。技術サポートと称する明らかに日本人でない女性に症状を説明して幾つかの質問をしてみました。
- 製品サイトには「H600」は無くて「F600」記載モデルのペアリングユーティリティーを試しているのですが、問題ないですか?
→そうです。モデル名は担当者の記載ミスです。(ホントかよ...)
- ペアリングユーティリティーが2011年以降更新されていないが、OS X Mavericks(10.9.5)での動作確認はメーカーでおこなっているのか?
→すぐには解らないので2〜3分お待ち下さい(♪〜 電話代はジブン持ちなのに...)
→不勉強なので詳しい者に聞いてコチラから電話いたします。
2〜3時間で折り返しがあるかと思いきや連絡が来たのは半日後、それでもお勉強してきてくれたのか幾つかはっきりしたこともありました。
- OS X Mavericksではペアリングユーティリティーが正常に動作しない不具合があるんですね?
→そうです。でも音が聞こえていれば問題なく使えるはずです。
(意味がわからない...) - (mac miniでは)マイクが使えていないし、(MacBook Airでは)音がきこえていません。(ペアリング出来ないのなら)元々OS対応していない製品なのでは?
→製品不良が考えられますので、代替商品を送ります。
(そういう問題ではないような気がするのだが...)
その後...
再起動で何故かマイクが使えるようになりました。またサウンド出力項目のBoomDeviceを「OFF」にすることで「Logicool Wireless Headset」が選択できてヘッドホンも使えるようになりました。ただしいずれの場合にもペアリング自体は成功しないままなのですが...
理由は不可解ながら、mac miniでもMacBook Airでもレシーバー端子を差し込めばH600はちゃんと動作しております。どうやらペアリングの成否に関わらずユーティリティーが「失敗」判定を表示しているらしい。とりあえず一度ペアリングが成功すれば、その後再ペアリングしなくてもヘッドセットは使えています(不意に使えなくなるやもしれません)
ジブンはオススメできませんが、Logicool Wireless Headset H600を購入検討されている方は注意です。
それにしても...
快適です。何故もっと早く購入しなかったのだろう...
2.4GHz帯通信のワイヤレスなので隣の部屋まで出かけても会話できます。USB接続でフル充電後3時間位は使えます。また充電しながらも使えるタイプなので不自由しません。Skype時に通話品質は極めてクリア、音楽用のレシーバーヘッドホンとしては”並”という処でしょう。ジブンには必要十分以上のシロモノです。