ゴーストライターさんと打ち合わせ〜賢いヒトは貧乏なのね...〜自己啓発本が大好きなあなたに贈る2冊

仕事の都合でいわゆる”ゴーストライター”を生業にする方と打ち合わせをすることになりました。お会いするにあたって紹介いただいたその方の代筆した書籍(有名人・成功した起業家の方の自己啓発本)を数冊読んで予習してきたのですが、なるほど体裁はちゃんとしてるのですが、話の中身的には...斜め読みすると単純な自慢話と成功談をさもありなんなキャッチーな言葉使いでまとまり感を出して書いてある本達で、とてもとてもジブンには実践しかねるシロモノ、頭のポケットに入れる気にもなりません。

 

61

コイツもか!
タイトルなんか書けません...

そんな話をこちらから切り出すとどんな顔されるかな...と思っていたら30代後半のゴーストライターさんは「そんなモンですよ」と特別不快な感じはしないですよとも言いながら笑いながら仕事の打ち合わせに入りました...。

仕事の内容は書けませんが、さすがゴーストライターさんは頭がイイです!
日頃からぐだぐだ掴みどころのない話をするヒト達のお世話をして、それなりに読める文章と構成を考えてるからなんでしょう、仕事の前置きと背景を説明した段階で本題の8割方は飲み込んでおられる様子。

そんなヒトはさぞやビジネスにも長けているはず...なワケないのが現実というもの。こなし仕事に日々追われているんだとか。ただ気楽に物書きできる環境には満足しているご様子でした。

そんなジブン達が最近これはおもしろかったと一致した本2冊をご紹介しておきます。

fQysYgKgL

「頭がいい」とか「賢い」とか「勉強が出来る」とかが、結局は全てのように勝ち負けだけで語られる現代ですが、そんなモンが不毛であることに気づきを与える「知性」について語られています。

今度は障がい者差別? ホリエモンは「冷淡な新自由主義者」ではなくたんに頭が悪いだけなのかもしれない」記事なんて、どっちもどっちに見えて来ます。

417AMvP852L

こんなヒトが、こんな風に考えて、こんなチームを作ったらこうなりましたなお話です。

けっこうに常識外れな考え方で、参考になるとかいう話ではないですが、鵜呑みに出来ない内容ながら「そう来るか」と関心する部分も多くて、ついつい経験法則でコチコチ頭になりがちなヒトにも”気づき”を拾える一冊。

偶然2冊とも白表紙にタイトルと作者名だけという装丁でした。

気が合いそうですね! 

とその日の打ち合わせは久しぶりに気分上々でした。

------------------------------------------------