聖飢魔II 期間限定再集結＜全席死刑＞TOUR〜初日の黒ミサに紛れ込んでみました〜偉大なコミック・エンターテイメントです
@inmycab＜地球デビュー30周年記念・期間限定再集結 聖飢魔II全席死刑ツアー＞という４年ぶりライブツアーが何故だか、ウチの旧宅近所だった南浦和の「さいたま市民文化センター」とおよそ悪魔に似つかわしくない場所、ツアー初日にしては田舎の小ぶりな箱で昨夜開催されて、デーモン閣下の"にわかファン”であるウチのつれあいに引っ張り出されて”付添人”としてジブンも初日の黒ミサに紛れ込んでみました。
雨すぼるなか開場1時間前にクルマで到着、センター脇の駐車場残り３台分にギリセーフで助かりました。開場1時間前でも聖飢魔IIグッズ売場には長蛇の列で田舎の文化センターに似つかわしくなく雨降りも手伝って嫌な熱気ムンムンなのですが、ぐるっと見渡すと黒ミサ信者の半分は40代のおばさん達で占められております。
決して安くはないグッズは”４年ぶり”ということもあってかこのような信者に支えられて飛ぶように売れていました。”にわかファン”のウチのつれあいも当然のようにグッズ売場の列に並んでみたものの.... ものの１分もせず何も抱えず戻って来ました。「高い....しょぼい....」それこそが”にわかファン”の証であります。
BARKS japan music network NEWS記事 から転載
25年以上若き日の降臨を信じて疑わない40代おばさん信者に占拠されたステージはオープニングから演者と息もぴったりにテンションMAXで始まりました。「隣のおばさんが怖い〜」と話しかける”にわかファン”のウチのつれあいなどが足を踏み入れてはいけない黒ミサの開演です。
BARKS japan music network NEWS記事 から転載
小柄なおじさんは見事のハイトーンボイスを復活させておりましたが、”大丈夫かな?”と慎重に確認しながらフロアスピーカーに登りたがるのはちょっとカッコ悪いです。
ジブンはと言うと「蝋人形の館」以外はクルマのなかで聞かされる聖飢魔IIメドレーの楽曲タイトルすら知らず、”にわかファン”ですらない付添人ですから、せっかく席があてがわれているのに立ちっぱなしの状況自体が苦痛だったりします。また間が悪いことに我が家の席というのが1階席の真中、デーモン閣下が熱演される真正面、ちょうど傾斜席になる２列目あたりですから小柄なおじさんとちょうど同じ目線になるんですね...
なんだか水を注すようで申し訳ないなぁと感じておりましたから、なるべく前席のノリノリのおばさんの影に隠れるように観覧させていただきましたよ。それでもたぶんデーモン閣下は”なんだか場違いにテンション低いおっさんがいるなぁ”と解ったのではないでしょうか...
そんな訳でライブ演奏や楽曲についてコメントする立場にありません。
悪乗りシモネタOKなライブトークも若さを取り戻そうとするおばさん信者には欠かせない重要な黒ミサ儀式ですが、ニュースを仕込んで少し気の利いた話をしようとした小柄なおっさんが一瞬怯んだ場面がありました。
「先ほど安保関連法案が参院決議されたぞ、さぁ若い奴らは戦争で殺せ、殺されてしまえ.......ん？」
前述のおばさん信者が素に戻ってほんの一瞬ですが静まります。そこは40代現世で子供を抱えるおばさん達ですもの、さすがに正気に帰る禁呪に匹敵します。しかしながら小柄なおっさんも次の瞬間、空気を察知します。淀む間もなく無難なトークに切り替えて黒ミサに冷水を浴びせることをしません。さすが偉大なコミック・エンターテナーでありました。
BARKS japan music network NEWS記事 から転載
立ちっぱなしでジブンは限界近い9時前に黒ミサ終了、ウチのつれあい曰く「楽しかったねぇ♪」に相槌打つ気力は無かったですが、面白いモノを観たという実感はありました。以上
