「Webデザイナが犯しがちな10の過ち」という翻訳レポートがマイコミジャーナルに掲載されていました。普段ならこんなハウツー記事はすっ飛ばして読んでいるんですが、直近でまさにそういう事が起こっていると思わず「そうそう...」と相づち打ってしまいます。
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What is the worst mistake you see other
本来の目的を忘れてデザインそのものに没頭してしまう。新しいこと、革新的なこと、ほかのデザイナを意識したデザインなどに没頭して、本来実現すべき目的を見失ってしまう。
選択することせずに作業を進めてしまう。すべてのフィードバックを言われるがままにいれたら酷いデザインになったり、提案された計画書どおりにデザインしてごちゃごちゃしたデザインになってしまったなど。
全体のデザインやスタイルに注力しすぎで、デザインの中にある文字を間違えたり、文法を間違えてしまった。
自分の力量を超えた部分まで仕事を引き受けてしまった。プロとしての仕事ができない部分は足を踏み入れない方がいい。デザインのみならず開発まですることになりかねない。
デザインをやりすぎてしまう。必要以上に多くの文字をいれてしまったり、Flashを使ったり、画像を最適化しすぎたり。
不適切な文字デザインを採用してしまった。カーニングを忘れた、小さ過ぎた、自動化機能に任せっきりにしてしまったなど。
誤った色をデザインに適用してしまった。組み合わせを間違えてチカチカするようなデザインになってしまった。
どういったデザインにするのか充分な議論をすることなしにデザイン作業を開始してしまった。または、渡された趣意書の内容を取り違えたまま作業を開始してしまった。
IEの存在を無視してデザイン作業をはじめてしまった。または逆に、IEのみを前提として作業をはじめてしまった。
グリッドをまったく使わずにデザインをはじめてしまった。
マイコミジャーナル元記事抜粋
みんな当たり前のことなんですが、広告代理店勤めのWEBが解った風なお兄ちゃんが、これまたやりたいことが解っていない素人の社長さんのとりとめのない話を、「そうですね♪」などと合いの手入れつつ話の整理整頓しないまま、それでいて一昔前の流行そのままにFlashをばんばん使ったページ建てを作りましょう、などと言い出すと、気の弱い若年WEBデザイナ(というより制作現場担当)などは、「いいですね...」と苦虫潰した弱々しい笑顔を作りながら、
「どうにかしてください...」
とこっちに視線を向けて来る、という事は非常にありがちです。
「よいしょしてなんぼの世界でしょ」が体に染みついて世渡りしている人をワタクシは実に尊敬しているのですが、同時にそんな人は実務をまとめられないか、かなりに偏重したまとめ方をする傾向があります。だから
「Webデザイナが犯しがちな10の過ち」をプッシュする輩は
いつも身近にいますよ、
とワタクシは言いたいです。