熊本で震度7の衝撃〜他人事ではない諸処〜やはり断層帯直上は危険
「熊本で震度7」報道が流れ始めた昨夜の9時半過ぎ、郷里の福岡市でも震度4を記録していました。十代過ごした70年代当時迄の福岡〜九州という土地は”地震”に無縁と思える程、ジブンには地面が揺れた記憶がありません。ですから2005年の”福岡県西方沖地震”(M6.7)は掠るほどの予測もなく突然見舞われ、今回もノーマークの熊本で発生しました。
報道で専門家と称する学者から後付けの説明を聞かされるのにも皆飽きているのと、どうやら「確率さえエセ科学の所産〜やっぱり地震は予測出来ない」ことだけがぼんやり確信に変わるように感じられました。
こうなると「リスク=ハザード×確率(頻度)だから、原発事故のリスクは交通事故より小さいのだ。(池田 信夫)」と言う人間のお話もただただ算数が得意なおじさんの戯言のようにも思えてしまいます。
今回の地震では”地震前兆感知で緊急自動停止”するはずの新幹線(回送中)もあえなく脱線し「最新安全策さえ机上の空論」なのだと感心し、M6.4でも震度7は改めて「断層帯直上は危険」だと思い知らされます。
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九州を関東エリアに乗せてみると実際の距離感や広さが比較しやすいと思いますが、さらに活火山の噴火や原発事故想定のリスクエリア(各半径50km、100km)を乗せてみると安穏と暮らせる地域は意外と少ないです。(活火山がこの距離感で関東平野にあったら...息苦しいです)
3ヶ月前、知人の家族は「子供の将来のため」東京都心から九州の大分にお引っ越ししました。今回の地震では震度4程度だったので東京暮らしが長かった家族はビクともしなかったと思いますが、九州は黄砂浸食もキツくてPM2.5の心配もあります。果たして”東京は危ないから大分に...”という決断が裏目に出なければ良いが...です。
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4.17追記
朝日新聞WEBより抜粋
地震予知連絡会会長の平原和朗・京都大教授(地震学)も「大分の地震は震源地から100キロ近く離れており、余震とは考えにくい。大分県の別府―万年山(はねやま)断層帯が誘発されて動いた可能性もある。今後、何が起こるかは正直わからない。仮に中央構造線断層帯がどこかで動けば、長期的には南海トラフ巨大地震に影響を与える可能性があるかもしれない」と話す。
東北大の遠田晋次教授(地震地質学)は「地震活動が南へ拡大する可能性も忘れてはいけない。日奈久断層帯は北部で地震が発生したが、南への延長部分では地震が起きておらず、注意が必要だ」と話す。 |
「今後、何が起こるかは正直わからない。」
いまそこで起きてる地震のことが解らないのだから、起きてもいない地震を予知することは難しいのではないか...
Hi-Net 24時間監視状況(4/15-4/16)
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僅かに収束しているようにも見えますが、東方に広がって地震散発しており瀬戸内海で大きな震源も...
Hi-Net 24時間監視状況(4/17-4/18 am6:00)
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