日々の雑感〜AI(人工知能)のチカラ

前世紀から夢想されてきたAI(人工知能)は、Googleが開発したDQN(Deep Q-Network)に至り、明日からの社会を決定的に変革させるかもしれないを実感させるレベルに至っております。

データベースの集合からセマンテック接合と深層学習をプログラムコードと半導体チップが処理して導く...と獏とした概要を理解するだけでも面倒な話です。

AIが主導する決定にヒトが適応を余儀なくさせられる未来「適応出来るものだけが生き残る」未来であるのならもはやSFの趣味世界の産物のようには見捨ておけないし昭和や平成のようなテンポでのほほんとしていられない、かもしれません。

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とは言え、リアルタイムに経験予測したり、周辺データからGOALシンキングする分野には凄く期待出来るやもしれません。ジブンの経験から言わせてもらえるなら、10年がかりで積み上げたエンジニアリング成果も、後から振り返れば「なぜこんなことがすぐに解らなかったのだろうか」と陳腐に思えたことがあります。果たして未来のAIは瞬時にこの回答を予測してくれたろうか? ノーベル賞を獲得した青色LEDの発明も実のところ発明に肉薄していたヒトは山程いたらしく、最後の詰めの一歩をたどる道を見つけたのが天野さんだった、とも言われています。もしかしたら将来は○○○製AIがノーベル賞を獲得することがあるやもしれません。

AIによって効率的に解が求められる社会では、いろんな分野でプロセスを楽しむ機会やジブンの気づきに感動する場面は奪われてしまう、かなりつまらない社会になるやもしれません。あるいは賢者の至らなかった予測・推測を証明してくれる導き手にも成り得ます。

AIがヒトを怠惰に落とし分別を突きつける側面を持つであろうことは容易に推察されますが、ヒトの進歩というものを次のステージが要求しているのだとも思えます。ヒトはAIでその原動力を得るのだ、と昭和SFチックに夢想したいものです。

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