日々の雑感〜VR・AR(仮想・拡張現実)のチカラ

2年前の2015に英国投資銀行Digi Capitalが予測したVR/AR市場規模は、2020年までに1,500億ドルというモノでしたが「VR元年」とか言って浮かれていた1年前の2016年初頭には早くも1,200億ドル予測と20%ダウン、さらに最新予測では「2021年までに1080億ドル(2020年までに800億ドル)...」と大幅にトーンダウンもしくは市場波及の遅延を予測しています。

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2017

2009年に登場した「セカイカメラ」のAR(拡張現実)体験の衝撃は忘れられません。それからするとポケモンを含めて現在のAR進捗は歯がゆい程ノロノロに感じられるのですが、ビッグデータとリンクするポインテッドアイテムやスマートグラスが組み合わさる将来は、実用的にもアイデアに溢れたシロモノが登場しそうです。

ひるがえってヘッドセット越しのVR(仮想現実)に関して、ジブンはエンターテイメント等限定的な用途にしか発想が及びません。正直、ヘッドセットに限定したCG拡張で得られる錯視・錯聴効果に過ぎないシロモノと切って捨てることも出来ます。だから感覚的にはDigi Capitalの予測する市場規模のVR/AR比率はなんとなく解るのですが、実際のトコロはVR・ARが複合化する要素が大きいのでその垣根を云々するのは意味がありません。

実は昨年春、友人が構想したヘッドセットVR向けのプログラム開発プロジェクトにパートナー参加しておりました。結果的に意思疎通の問題で昨年末までにジブンはプロジェクトを離脱してしまったのですが「当初の開発目標に目処が着いたらプロジェクトを売却する」という参加にあたって話し合った方向性がブレてしまったことが大きかったです。志が低い輩となじられそうですが、前述のとおり所詮はVRに本気になれないジブンと言うことです。

ヘッドセットVRについては、商業的に3D-TVのような惨敗に終わる可能性も無きにしもあらずですが、これからのスマホの進化はVR・ARのチカラ次第ということは間違いないと思います。

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