定額給付金 もらわにゃそんそん 〜根っこは同じあつかましさ

もらわにゃそんそん(貰わなきゃ損だ!)〜バブルが崩壊して以降もこの国は政治が冷静な舵取りすることなく、貧欲な国民性につけ込むようなご祝儀政治のやりとりが続いております。ここに来て痛い目にあった蓄積がやっと、無駄遣いは悪なんだと気づかせてくれてはいますが、果たしてそうなんだろうか?と思ったりもします。

七転八倒状態の「定額給付」問題ですが、景気浮揚対策として言い出した公明党も大馬鹿で、福田がトンズラした時点で止めればいいものを、麻生が昔ながらの(貧欲な国民性につけ込む)庶民迎合対策として。無知蒙昧に口にしちゃったから、さぁ大変、という状況です。

九州の白帯(セメントベルト地帯)を仕切る麻生財閥総帥:麻生太郎さん

・3年後に消費税を上げると明言している以上、給付金は消費税の推進協力
手付金なのか? と取られて庶民は疑心暗鬼に

・小渕公明党時代の「地域振興券」が無駄金だった事が、庶民にしっかり
認知されており、今回の「景気浮遊策」としての給付金も始めから無駄金
バラマキと了解されるにいたると「困窮庶民救済にもなる!」と強弁。

この時点で「もっと勉強してから出し直します」って言えばよかった
のに、麻生が総選挙に腹括った時期に重なったので、まさに無知蒙昧、
考えなしに強行突破しようとして...あとあと痛い目に

・困窮庶民救済ならば、じゃぁ何故富裕層にも配るんだと詰め寄られると、
一旦は「所得制限も考えてる」と言っておきながら、「(全くふざけた)
平等性」「(手続きに時間が掛かるので)即効性」を理由に「国民に一律
配布します!」

そしたら党内・閣内意見が割れた挙げ句「地方自治体で判断してくれ!」
そしたら地方自治体から「個人所得を把握してないので無理」「忙しい」
とか言われて、これまた天下の無知変人・鳩山総務大臣が「国民に一律配布
します!」
なんて、かつての公明党:冬柴国土交通大臣にも似た、自治体
擁護の代弁をしたから、党内・閣内はカンカンさ。
 

というのが11/14くらいまでの流れだと認識しております。

鳩山邦夫:民主党の由起夫さんとの変則変人兄弟の弟
法務大臣時代の「死刑はオートマチックに...」発言以降も迷言
豊富な語り口で人気者。 今回は自治体側の迷惑意見の代弁者と
して、堂々と閣内・党内はおろか庶民からも顰蹙を買っている。

冬柴鐵三:公明党を代表する無知蒙昧ぶりは、国土交通大臣時代の官僚作文
棒読みや、質疑応答の官僚丸投げで大変な有名人。創価学会擁護
の急先鋒で男気を見せるも、あからさま過ぎる馬鹿さ加減は
かえって学会から煙たい存在と映ることも。

困窮に苦しむ人達が増えているのは間違いありません。
(時間が許せば)馬鹿丸出し「定額給付」法案は可決するでしょう
どれくらいの人達が給付を受け取るでしょうか?
もはや景気浮遊にどれくらい貢献するかなど論点にありません
与党は「〜割の方々が受け取られました!私達はそれ程に貢献しております!」と困窮救済の度合いにすり替えて喧伝しそうな気がします。

だから自民・公明与党は連呼するんでしょうねぇ...

「定額給付金〜♪ もらわにゃそんそん〜♪」