自治体の退職金は借金頼み 〜特殊法人と根っこは同じあつかましさ

昨日は、年末に解散する事を決めた友人の会社に表敬訪問。ウチと似たような事情で先行投資した人員・資金の回収に目処がたたなくなっちゃった....悲しいです。

○TTドコモのソフト営業担当の調子のいい話に乗っかったのがそもそもの原因でしたが、「企画書通るの来春早々だから、しっかり進めといてね」といわれて自腹で人員・資金調達できるくらいには潤ってた会社でしたよ。けどねサブプライム問題のあおりで、○TTドコモ担当が企画が先送り(本当はお蔵入り)を言いだして、直後に借入してたみ○ほ銀行が一括返済(書面通知)と東京XXUFJ銀行が前倒し返済(支店担当者がすまなそうに来たらしい)を言いだして、もう喧々囂々(一部2chにも流出)結局は嫌気さして会社解散でケリですよ。友人の社長が清貧だったから余計に悲しい...

そんな中、今朝の新聞見出しに

団塊公務員の退職金は借金頼み 

44道府県4200億円

何故か「いいなぁ公務員は...」と力なくぼやいてしまったのは昨日の影響。
朝食後、頭が回り出したら急にとんでもなく怒りが込み上げますですよ。

総務省統計では、定年時退職金平均2700万〜2800万円。
一般企業であたりまえの退職金積立計画などの義務が地方自治体には課されていないのをいいことに、これまで「お手盛り退職金」制度を温存したうえ、借金(退職手当債の発行〜もちろん元資返済は税金です)で賄おうというのだから、

これでは計画的悪質な詐欺同然です!

総務省は退職手当債の発行は、「今後10年間の人件費削減によって元利返済の財源を確保できる範囲で許可している」と言いながらも、退職金の減額までは言う気もサラサラない。国ぐるみの国家的犯罪だとも言える。 こんな事を言って司法に持ち込んでも「事態を予想し得なかった....云々」とか言われちゃう国は独裁共産園にしかないだろうと、普通の外国人は思うぞ。

特殊法人にしろ、独立行政法人にしろ、地方自治体でさえ、独立採算の「事業体」意識なんて欠片もない輩に据え置いてきた国なんですねぇ...ニッポンって。

昔は公務員は清貧ってイメージもあったのに(冷や飯ぐらいとも揶揄されてましたが)、いまでは全員がそうではないと頭で解っていても、やっぱり

公務員というのは薄汚い輩

に見えてしまいますねぇ...ホントに残念なことです。