日々の雑感〜最後のキンモクセイ咲く

つれあいの2階部屋からのぞくキンモクセイ

15年前に50cmくらいの苗木で買ってきたキンモクセイは、最初の頃我が家の小さな庭でお隣に植えてあった梅の木の勢いに気圧されて数年の間はなかなか大きくなりませんでした。1mも離れていなかったので土中の養分は既に大きく育っていた梅の方に大半が吸い取られていたんでしょうね.... 苗木の植え場所を間違えたジブンの責任です。

いつの日か梅の木に異変が生じ枯れ始めました。何事かと幹をほじってみると寄生虫にやられており、残念ではありましたが梅の木は根元から伐採することに...

競争相手が居なくなったキンモクセイはそれまでのうっぷんを晴らすかのようにぐんぐん育ち、小さな我が家の庭にわっさり枝葉を広げ、鬱陶しいほどの存在になりました。

「邪魔だねぇ」

花壇の世話やジブンのバイクいじりにも影響が及ぶようになり、取り敢えず下生えをカットすることに... そうするとキンモクセイは更にぐんぐん上に伸びて、広げた枝葉でリビングの差し込む陽射しの傘になりました。おかげで真夏の強い陽射しの日もリビングは快適だったりします。

4年前から2階のつれあいの部屋からキンモクセイのてっぺんが覗くようになりました。花をつける短い時期にはキンモクセイの香りは2階の方が強く漂うようになりました。もっとも、人一倍嗅覚の鋭いつれあいにとってはキツすぎる「悪臭」という声も聞かれておりましたから「秋の訪れを告げる香り」などという風流な気分とは無縁だったようです。

「邪魔だねぇ」

昨年あたりから2階のつれあいの部屋のMAC越しに、これみよがしにキンモクセイの花が揺らめいて見えるようになり、窓を開けようものなら鼻の奥をズンと刺激する程の香りがまさに見えるくらいの勢いで襲う、らしいとは聞いておりましたら、確かに今年は一般人並のジブンの鼻にも直撃をくらいました。

kinmokusei2

「ホントに邪魔だねぇ」

放っておくと横に伸びる枝葉が家に擦れるほどに鬱蒼となるので定期的に自前で剪定しております。ただ最近は2階を追い越すほど伸び伸びになって、そろそろ大胆な伐採を考えております。まぁ根元からほじくり返すワケではなくて、少し背高のっぽに成りすぎたのを矯正しようというワケです。