愛すべきオッサン達の奇妙な一致〜地球温暖化のゆくえ〜武田邦彦vs池田信夫

敬愛すべき武田邦彦、池田信夫のお二方ですが、論壇状では水と油、犬猿の仲であることは周知のとおりで、お二方のご意見はいつも楽しみに傾聴させていただいております。

科学を遵法されているお二人、さまざまなデータを持ち出してきては独自の考えを展開されているのですが、何故か導き出される結論というかベクトルは180度ずれて衝突すること度々、原発問題ではまさに言葉どおり、期待どおりに衝突されていましたが...

何故か地球温暖化問題については、少なくとも「IPCCの地球温暖化説は疑わしい」という点で奇妙な一致を見せております。

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武田邦彦 wiki

科学という宗教の本家本流を行ってるエンジニア出身の工学博士。旭化成でウラン濃縮に携わり内閣府原子力安全委員を務めた経歴からすれば「脱原発」の主張は傾聴されるべき、と思われるもその主張は原発推進派からインチキ呼ばわりされること度々。

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池田信夫 wiki

朝日新聞志望ながらもっと面白そうなNHKに入社、散々オモシロい現場を廻って管理職辞令が下りるや”もう面白くない”とさっさとNHKを退社してしまう...なんだかジブンのリーマン時代と同じようだなぁと生き方には親近感を覚えます。

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科学的というのは知り得る事象を物差しにしたモノの見方に対する態度を言うのであって、それがモノの真理を証明することは希です。

「IPCCの地球温暖化説」は科学的なデータ解析によるものと喧伝されていますが、どうも”物差し”の使い方が怪しいとする学者は意外なほど多いし、何より地球温暖化を説明する要素が限定的で、都合のいい状況証拠の羅列で補足しているようにも見えます。実際のトコロ現在に至るも”解らない”部分が多すぎて果たして地球温暖化を全て合理的に説明できているとは言い難いのが実情ではないかと思えます。

 

自然界の異変になんでも「温暖化の影響で」連発が気持ち悪い

つい先日”史上最悪の”オーストラリアの森林火事騒ぎのときも、それを消火することになった”30年ぶりの”オーストラリア豪雨のときも、日本の報道には枕詞のように「温暖化の影響で」が目立ちましたが、実際には確たる根拠があるわけではありません。

政治的なバイアスが掛かった事柄には「忖度」が働くのが常なワケで、大本営発表が「地球温暖化説」支持を打ち出したときからはむしろ反論はタブーになった社会です。

個人的にこんな大上段な問題をどうこうできるワケではないですが、「地球温暖化説」を鵜呑みにしたりオートマータに「温暖化の影響で」と啓蒙するヒトや、啓蒙に懐疑な意見の封殺にヒステリックになるヒトがホントに気持ち悪いだけです。

「すべてが間違っています」「大絶滅を前にしているというのに、あなたたちはお金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり」「私はあなたたちを絶対に許さない」というグレタ・トゥーンベリさんのスピーチを感動的に伝えるメディアにさえバイアスを感じます。