paypalでの海外送金 〜デビットカード使うと最速です〜

米国の友人に急ぎ送金しようと久々にpaypalを使ってみた。

基本的には、相手先paypal登録のメールアカウントが解れば送金はカンタン!...なはずなんですが、いざ送金しようすると何故か「友達や家族への送金」ボタン選択が出来ません。
「ショッピング支払い」での送金は出来ますが、それなりの手数料が掛かります。

VISAかMASTERしか使えない」の注意書きを見つけた。試しにVISA →MASTERのクレジットカードに変更して手続きしてみた...がやはり同じである...

WEBページ画面下にある注意書きで判明
個人間の送金でクレジットカードはご利用いただけません。無料でご利用いただくには、銀行口座の口座振替設定が必要です。

さらに「日本円・日本のアカウント間の場合」に限られるので、そもそも「友達や家族への送金」で海外送金できません。しょうがないので割高手数料払って「ショッピング支払い」で送金しようとすると...
受け取りに3週間掛かるというではありませんか。明日までに送金が必要というタイミングにはとても間に合いません。スピードだけならゆうちょの海外送金の方が速いです。どうやらクレジットカードだと即送金というわけにはいかないらしい。また「銀行口座の口座振替設定が必要です」とはなにかいろいろ調べた結果を端折って言えば「デビットカード使え」と翻訳できます。

あらためて手持ちのデビット機能付き銀行カードで送金操作をやってみると...
やはり「友達や家族への送金」では海外送金出来ませんが、
「ショッピング支払い」での送金は、即時実行が可能なようなので送金処理を実行してみると、小一時間後米国の友人から「Thank you so much!」のLINEが送られてきました。

いろいろルールがわかりにくい paypalの銀行口座登録

銀行口座の口座振替設定が必要です」関連して「口座振替設定ができる銀行」とは「口座を使用して支払いを行い、PayPal残高をそこに送金することができる銀行」とあり、2021年5月現在、PayPalで口座振替・本人確認に利用できる銀行は以下の4つのみ

みずほ銀行
三菱UFJ銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
以前は、PayPalで三井住友銀行、ゆうちょ銀行とも口座振替をすることが可能でしたが、2020年9月以降、三井住友銀行・ゆうちょ銀行口座からの支払い、また新規の口座振替設定は一時的に利用できなくなっています。

ネット銀行口座も登録出来るようになる

「PayPalで口座振替・本人確認に利用できる銀行」が登録できてしまうと、paypay銀行とか楽天銀行とかその他のネット銀行なんかも追加登録出来たりします。ただ「PayPal残高をそこに送金することができる」かどうか「口座を使用して支払いを行う銀行」に使えるかどうかはケースバイケースのようです。

デビットカードなら即送金!

とにかく「銀行口座」「クレジットカード」を使っての送金では、着金までにけっこうな時間が掛かるのですが、デビットカード(もしくはデビット機能付き銀行カード)だと即送金出来ることがわかりました。ちなみに今回の送金では日本国内で作ったpaypalアカウントで、楽天銀行のデビットカードを使って、米国で作ったpaypalアカウント向けに送金しています。

国内での送金なら、いまやQR決済アプリを使う方がなにかと便利でpaypalの出番は無いような気がしますが、海外送金それも即送金したいという場合は(相応に手数料が発生しますが)デビットカードを登録しておくと便利です。ただ「paypalアカウントをどこの国でつくったか」によってルールが変わるし、「どこの国で作ったpaypalアカウント向けに送金するか」でもルールが違ってくるようなので、ケースバイケースというところは変わりませんのであしからず。