さいたま市は安全か?〜地震動予測地図〜驚愕!さいたま市は揺れやすい土地だった

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プレート境界とか構造線、活断層と地震の震源に関わりやすい土地というのとは別に、その土地の成り立ちとして地震の伝播で揺れやすい場所、揺れにくい場所があります。首都園でいうと比較的揺れが大きい場所は、都心から荒川や中川沿いに北北西へ伸びる地域で、揺れやすさを表わす「表層地盤増幅率」で表すと埼玉県、茨城県、千葉県は元来揺れやすい土地であることがわかります。

J-SHIS 地震ハザードステーション:表層地盤マップ

J-SHIS 地震ハザードステーション:微地形区分マップ

さいたま市なんか激揺れ地帯にカニバサミ状態、揺れやすさを表す「表層地盤増幅率」で言えばさいたま市は、東京都港区よりずっと”揺れやすい”土地だったんです!

「首都直下地震」は、今後30年以内に70%の確率で発生すると推計しているマグニチュード7クラスの地震ですが、フィリピン海プレート等の大陸プレート歪みの崩壊による短周期の下から突き上げられるような地震型が想定されています。震源は複数想定されていますが

「関東地域の活断層の長期評価」観点からは糸魚川-静岡構造線由来の地震と共に横浜の東側から富士山をグルっと廻る地域(南部フォッサマグナ地域上部)での地震発生確率が高いといいます。その場合でも”揺れやすい”埼玉、茨城では揺れが増幅されて、震源が遠いにもかかわらず激しく揺れる可能性があります。

対して東日本大震災と同程度のマグニチュード9クラスと推計される「南海トラフ巨大地震は大きくゆっくり揺れる (神戸大学 都市安全研究センター:大石哲教授)」と指摘されており、震源位置がさらに遠方であっても”揺れやすい”埼玉、茨城では前述のとおり揺れが大きく増幅されて思わぬ程”大地震化する”恐れも想定されます。

日本全国の土地の揺れやすさ「表層地盤増幅率」は、国立研究開発法人「防災科学技術研究所」の地震ハザードステーション「J−SHIS」で調べることができます。揺れの大きさは、震源からの距離だけではなく、土地の成り立ちによる地盤の強さにも左右され「表層地盤増幅率」が1.0と2.0では揺れ幅の大きさが2倍になります。

自分が住む土地を知ることでいざというときの対策、対応も変わろうというもの。「表層地盤増幅率」が1.6を超えるようなら要注意、家具の転倒防止対策は必須だし、家の耐震補強も考慮した方がいいと言われています。2.0を超える土地だったら…それなりに考えましょう。

さいたま市の表層地盤増幅率

地盤増幅率 揺れやすさ
全国区分
微地形区分
大宮区 1.6 上位7% 火山灰台地
北区 1.6 上位7% 火山灰台地
西区 1.36 上位12% 火山灰台地
見沼区 1.82 上位5% 火山灰台地
中央区 2.08 上位3% 谷底低地
桜区 2.26 上位1% 後背湿地
浦和区 1.83 上位5% 火山灰台地
南区 2.04 上位3% 旧河道・旧池沼
緑区 1.73 上位7% 火山灰台地
岩槻区 1.46 上位9% 火山灰台地

さいたま市全体が”揺れやすさ全国区分”の10%以下に属するという状況ですから。ムリクリ数字をあてはめて順番つけたところで意味は無い気はしますが、自分が住む土地の概略を知るというには必要な情報かと…

その他「J−SHIS」では、各地の”地震ハザードカルテ”を出力してくれます。カルテには付近の「表層地盤増幅率」はもちろん、南海トラフ地震等今後30年または50年間にある値以上の確率で見舞われる震度の値、発生確率、想定されるその土地への影響度などの判定も含まれています

我が家のある「さいたま市大宮区の地震ハザードカルテ

現在ほど地盤情報など開示されていなかった20年前「大宮台地は盤石だろう」なんて浅はかな判断だけで家を建てた我が家ですが、新建築基準対応住宅だったし、まぁギリ結果オーライな状況とは言えます。

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