日々の雑感〜ゲンちゃんが逝ってしまった〜気づく我が身の現在と実際

今年は逝ってしまう知り合いが目立って多い年になっています。年明けに小学校の恩師が亡くなり、翌月以降3月でほぼ同世代の知り合い四人が急な病でこの世を去りました。とりわけ神戸在住の作家:ゲンちゃん(佐野 元)が2月に亡くなったのを知るのが5月連休後だったというのはジブンの不徳としか言いようがありません。facebook経由で連絡は入っていたのに...

一緒に仕事したのは20年以上前、スタジオHARZ作品のCD-ROM企画でした。埼玉県の桶川まで来訪してもらった際は夜長いろいろ話し込んだり、CHUN-CHUN-WORLD以降の展開では頑固なこだわりを見せていたなぁ... NHKみんなのうたで大ヒットした「チュンチュンワールド」のときも社会の不条理に疑問を拭えず続編の展開を降りてしまったし...

1994年の夏ごろに放映して、
実写のタレントさんの〝体操〟の部分が楽しいのもあって、
子供たちにとても人気だった。

翌年1995年、
知らない間に2作目の話がまとまっていて、
「えっ?」と思いつつ、
本来の目的であった「CD-ROM作品」の制作があるし、
スタッフとしては参加せずに、
クレジットだけ付けてもらって他のアニメーターさんで作られたのが、『チュンチュンワールド〜マジックカーニバル〜』。

そもそも人がヨイショと作ったモノのネタで、
知らない間にどこかでアレコレ話が進むのと、
契約もなく絵のついた物販が作られようとするのと、
さらに1996年に、
「第3作目を〝盆踊り〟でという話が出ているらしい」
というのを耳にしたので、
もうその3作目はやめてもらった。

というそんな経緯のあった、
ある時期までちょっと複雑な気持ちで、
「なんだかなぁ」と半ば封印していた
みんなのうた「チュンチュンワールド」でした。

まぁ、あくまでも、
これは「僕の立場と視点」から見ればということだけれども。

 

仕事が終了してからもときどきご挨拶もらったりして、最後に連絡とってから7年も経つのね...

そんなコトたちがきっかけで”我が身の実際”をあらためて点検していくと、若い頃の惰性のままに、実際は時間が経つのを忘れてしまった老人のようでもあり、前のめりのまま倒れるのは望むトコロではあるけれど、”いつかは”、”いずれは”と積み残したコトも多くて、面倒くさいが習性になりだしたのはいつからだろう...知らないあいだに不義理も随分と高く積もった気がしています。

懐かしいヒトには、会える機会を作っても会っておこうと思います