新型コロナ死亡者激増〜それでも「With コロナ」は変わらない

オミクロン株BA5になってからの新型コロナ感染者の症状が ”軽い”ヒトの割合が多かったり、重症化率が減ったことで、一気に「With コロナ」大合唱で経済を回せとばかりに世の中の空気が変わった昨年末ですが、ここにきて全国的に感染死者数がうなぎのぼりで埼玉でも第7波を超えるのは時間の問題な状況です。

死亡者の年齢別割合を見ると、昨年(2022)年初のオミクロン株BA5感染時(第六波)以降と同様70代以上の高齢者が全体の8割を占めています。死亡の直接要因も基礎疾患があるヒトの重篤化がいちばん多く、新型コロナ感染がトリガーを引いたと言えます。

昨年(2022)年初の新型コロナ感染_年齢別死亡者

こんな状況でも政府が「With コロナ」を撤回する声は聞こえてきませんし、これまで傷んで苦渋を飲んできた経済を止めるわけにはいかないでしょうから、せいぜいは「年寄はじゅうぶん気をつけてください」程度で推移するはずです。マスクの効果もかなり限定的だということが解っていますから、もはやエチケット程度の意味しか無いながら、感染予防に意識を向けさせるにはまだまだ必須アイテムなんでしょう。ゲノムレベルの解析が進んでいるとはいえ特効薬がすぐには登場しない程度にしか”解っていない”新型コロナですが「経済廻すのに支障無い」と割り切れるくらいには”問題ない”と強行です。中国のゼロコロナ政策撤廃を揶揄したところで50歩100歩の違いかと...

潮目が振れるとしたら...
アメリカで感染拡大流行中の変異株、オミクロン株XBB.1.5が日本国内で拡大、高齢者以外の層に感染が広がって医療体制に支障が出るなりしたときでしょう。

保健所から濃厚接触者に2回も指定されながら実際には一度も感染してないジブンです。