日々の雑感〜あなたの家の屋根は大丈夫ですか?

3年前に近所を散歩しながら思いついて書いた「日々の雑感〜あなたの家の外壁は大丈夫ですか?」の最後に「そう言えば同じようなこと、家の屋根にも言えるんだわ...」と中途で終わってた続編です。

我が家(築20年)の屋根には昔ながらの重い粘土瓦が載っています。施工にあたっては当時の新規材や流行りモノもいろいろ調べて思案した結果「50年は保てよ...」と祈って、素焼き瓦に耐候性材を吹き付け焼き固めた割高な「陶器瓦」にしました。とりあえず20年後の現在もひび割れるでもなくましてや雨漏りにも無縁であります。

瓦表面の凸凹に黄砂が貯まるのが...嫌

 

粘土瓦が全部丈夫というワケではなくて、セメントを瓦の形状に固めた「セメント瓦」は半額以下で調達出来ますが...まぁ10年経過すると割れまくりです。

 

昔から”これだけはアカン!”といの一番に却下だったのが「スレート屋根」ですが、現在でも格安建売住宅でよく見かけます。なんと言っても新築施工時は見てくれがスマート、デザインハウス向きとも言えます。業者にしてみれば施工が手間いらずで工期も短縮出来て瓦屋根の半額程度に抑えられるのですから使わない手は無い!というトコロでしょうが数年で見てくれも悪化してしまうし、これこそ10年毎にメンテナンスしないとボロボロになるのでランニングコスト考える長期的には超割高、ジブンに言わせると”安物買いの銭失い”の典型です。

早ければ10年くらいで...

ただ”モノは考えよう”で、新築時から屋根を太陽光パネルで覆ってしまうような仕様の家だったら、屋根自体の耐候性ウンヌンをあまり考慮する必要が無いのかもしれませんねぇ...

 

最近では「ガルバリウム鋼板」(金属製のいわゆるトタン屋根)が人気だとか。昔の実家屋根がトタンで雨が降り出すとすぐに解るという...施工当時は「トタン屋根はちょっと...」と訝った代物の発展型で、昔と比べて防錆耐候性が改良され、デザイン性高いモノ、遮音性、断熱性付与したモノとこの10年でめざましく進化しています。地震のことを考えると圧倒的に軽量な屋根が望ましいのは言うまでもありません。瓦屋根の7掛け程度と割安でもあります。

併せて家の外装全面を「ガルバリウム鋼板」で包んでしまうデザインハウスというのも流行です。

いまだったらこんな家を建てるやもしれませんが...気になることもあったりします。

なるほどー感心することが多いです。