さいたま市は安全か?〜下水管幹線網について〜リスクが身近にあることが判明

令和7年1月28日に八潮市内の県道松戸草加線中央一丁目交差点内の道路陥没でポッカリ空いた穴にトラックが飲み込まれた事件、1週間経ってもトラック乗員の安否確認、復旧目処は経っていません。

道路陥没時の様子

道路陥没の原因は道路直下10mに埋設されている下水道管の破損によるものと確認されましたが....この下水道管は1983年に敷設されたもので、鉄筋コンクリート製の直径4.75メートルの管。 耐用年数は約50年とされているおり埋設から42年が経過して老朽化が懸念されていたと言う。

埼玉県の流域下水道管路マップ による

 

直径4.75メートルの下水管」がどこにでも埋設されてるワケではないですが、さいたま市の身近にもあるやもしれないと調べてみると... 

大雑把に言うと国道17号バイパス、第二産業道路の直下にはそれぞれ管径(呼び径)1.8m/2.0mの基幹下水道管が埋設されております。比較的上流部に位置するのでさすがに管径4.7mなんてありませんが、第二産業道路なんか我が家にとって走らない日は無いと言える基幹道路ですから八潮市の道路陥没は他人事ではありません。そして下流域にあたる南区〜緑区になると管径(呼び径)2.7m〜3.2mと拡大されるので、下流域ほど陥没発生時の危険は高まるとも言えます。

大宮下水処理場

我が家の散歩道の先にある大宮下水処理場、汚水を処理して芝川に放流しておりますので、下流の下水管負荷を軽減させているとも言えるのですが、違った観点から”こんなモン要らない”というご意見もございます。

果たして減税で道路の陥没事故に繋がるような漏水調査が手抜きされないようにはしてもらいたいです。