埼玉県、さいたま市のPM2.5 〜 風の強い日中だけなら”健康影響懸念レベル”にせまる勢い

”黄砂””PM2.5”の影響が深刻な故郷の町・福岡でありますが、埼玉県、さいたま市でも想像以上に高い値が連日観測されています。

当日のPM2.5予測を報じている埼玉県のページでは、健康被害をもたらすほどのPM2.5値(日平均で70μg/m3超)は記録されていないということですが、前日の各地の日平均値を眺めていると昼間のリアルタイム測定時報(風が強い日だとさいたま市の日中で50超(μg/m3)のPM2.5値が観測されているし、70に迫る値を示す市町村が並ぶときも)の半分程度....

少なくとも日中出歩く外出時間帯に、PM2.5値が環境基準の35(μg/m3)を超えてる日はたくさんあるし、もうすぐ”健康影響懸念レベル”にせまる勢いです。
→環境庁:大気汚染に係る環境基準

環境基準を決めてる日平均値って意味なくない?
浮遊物質の1日積算量で人体への影響を計るのはおかしいでしょ?
ヒトが1日中、外環境下で浮遊物質にさらされる、という前提でもないでしょ?
役所らしい無責任な数字だとは思っているわけですが...

埼玉県大気汚染常時監視システム
3月18日PM2:00リアルタイム時報より抜粋

ジブンでもかなり気になったのでサイドバーに埼玉のリアルタイム時報を呼び出してポップアップさせるリンクを張りました。

[popup url="http://www.taiki-kansi.pref.saitama.lg.jp/cocoon/kankyo/RealTimeJiho?sokuteiBunrui1=01&sokuteiBunrui2=0101&busitu=001&kyoku=0101%2C0102%2C0120%2C0106%2C0203%2C0204%2C0205%2C0206%2C0209%2C0301%2C0303%2C0304%2C0305%2C0307%2C0308%2C0401%2C0402%2C0403%2C0404%2C0405%2C9006%2C0501%2C0502%2C0503%2C0504%2C0505%2C0601%2C0602%2C0603%2C9001%2C0701%2C0702%2C0703%2C0801%2C0803%2C0241%2C0242%2C0243%2C0250%2C0251%2C0252%2C0253%2C0254%2C0255%2C0256%2C0320%2C0321%2C0322%2C0232%2C0233%2C0234%2C0235%2C0311%2C0312%2C0313%2C0104%2C0238%2C5121%2C5122%2C5101%2C5203%2C5201%2C5204%2C5202%2C5301%2C5401%2C5502%2C5501%2C5503%2C5504%2C5601%2C5701%2C5302%2C5241%2C5242%2C5243%2C5244%2C5246%2C5247%2C5321%2C5232%2C5234%2C5311%2C5312%2C5261&kmk=001%2C002%2C003%2C004%2C006%2C009%2C010%2C011%2C012%2C013%2C014%2C015%2C016%2C017%2C018%2C019%2C020%2C022%2C023%2C400&flg3=1&flg5=1&mode=1&url=%2Fservlet%2FctlRialTimeJihoHyoji&pflg=0&url2=%2Fcocoon%2Fkankyo%2FRealTimeJiho.csv" width="730" height="800"]埼玉県のPM2.5 リアルタイム時報[/popup]

リアルタイム時報のSPM値(10μm以下の浮遊物質)だと軒並み100を超える市町村が並ぶ時もあります。SPMの環境基準が「1時間値の1日平均値が100μg/m3以下であり、かつ、1時間値が200μg/m3以下であること。」なのだから、これまた”健康影響懸念レベル”にせまる勢いと言えます。

春先特有の現象とも言えますが風の強い日は、当日のPM2.5予測を報じている埼玉県のページで”大丈夫”だと言われても”外出時はマスク”を励行した方がよさそうです。