3月末をもって相模原キャンパス閉鎖〜我が母校、職業能力開発総合大学校は終わり、職業能力開発総合大学校として残ります....あれ?

1980職業訓練大学校-相模原キャンパス

 

我が母校、職業能力開発総合大学校(当時は職業訓練大学校)相模原キャンパスが平成24年度末にあたる3月末を持って閉鎖されます。

相模原キャンパス(神奈川県相模原市緑区橋本台4-1-1)

現在のキャンパスはジブンが居た頃(1980年)の雰囲気とはかなり変わっています。昔はもっと牧歌的にスカスカなキャンパスでした。世の中も上り坂だったせいもあり公的資金大注入で朝昼晩の1日の食費が360円、寮費タダだったもんなぁ...

相模原キャンパス新設時スケッチ

世の中金回りが悪くなると節約に走るのは当然ですが、当時の渡辺喜美行政改革担当大臣の「こんな無駄なもん要らない!」の目玉・槍玉に挙げられたのが独立行政法人雇用・能力開発機構の「私のしごと館」と「職業能力開発総合大学校」

どちらも金食い虫とは言え”公益”のなんたるかを旨く説明できない輩があげつらう”無駄”には子供騙しな理由が並んでいて、それでも庶民といわれるヒト達にはじゅうぶん指示される理由に聞こえたりするらしく、廃止法案が提出されるに至りました。

平成23年4月27日
に公布された「独立行政法人雇用・能力開発機構を廃止する法律」(平成23年法律第26号)に基づき、平成23年9月30日に独立行政法人雇用・能力開発機構は廃止され、独立行政法人雇用・能力開発機構の職業能力開発業務は、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構へ移管されました。
 
 これに伴い、私ども職業能力開発総合大学校は、「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校」として、引き続き、職業訓練指導員の育成等の業務を実施していくこととなります。
 
我が国における職業訓練指導員育成のための中核拠点として、今後とも積極的に取り組んでいく所存ですので、引き続きご支援方よろしくお願い申し上げます。
 
 
平成23年10月1日
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
職業能力開発総合大学校
 
 
校長 古川勇二

 

なんだ看板掛け変わるだけじゃん、とか当時は思っておりましたらやっぱり”箱物が無駄”らしく相模原キャンパスは売却という方向。そして3月末をもって閉鎖に至るわけです。

職業能力開発総合大学校は、平成24年4月に「職業能力開発総合大学校(相模原市)」と「職業能力開発総合大学校東京校(小平市)」が組織統合され、それぞれに「職業能力開発総合大学校相模原キャンパス」と「職業能力開発総合大学校小平キャンパス」としました。
また、平成24年度末までに相模原キャンパスを閉鎖して小平キャンパスに統合し、組織的にもキャンパスとしても「職業能力開発総合大学校」として統一する予定です。

SHOKUGYOU DAI

 

というわけで当時あれだけ騒ぎまくってわざわざ廃止法案まで作った”無駄、無駄!”事案は、「箱物売却」という釈然としない決着に終わり、我が母校は事実上存続するカタチになりました。

「大切なものが継承されて良かった」とか言ってる輩もいますが、「裏側に利権や既得権益があるに違いない」と思わせてしまう程にトカゲのしっぽ切りのように見える”釈然としない決着”にバカヤロー!です。