iPhone,スマホ 一括ゼロ円購入で自由になろう〜所詮は使い捨て高額商品〜一括ゼロ円 vs 実質ゼロ円

キャリアショップで切実に”電話代”を節約したいと言ってるヒトが、かなりの確率で知ってか知らずか高額スマホの2年契約をして「実質ゼロ円でお得だったの!」と喜ぶ姿がなんだか空しく思える程にスマホ販売戦争は苛烈です。

  1. スマホ世代サイクルは1年未満です。
  2. 「最新スペックではない」というだけで一括ゼロ円購入できます。
  3. 1年経過したスマホの中身はクタクタになります。※
  4. 1年経過するとスマホ業界のサービス内容は様変わりします。
  5. 時期を間違えなければ、意外と近所で一括ゼロ円店はすぐみつかります。

一括ゼロ円
VS
実質ゼロ円

「2年縛り補完計画」と言われてるキャンペーンですね

※超薄型スマホの寿命〜軽薄短小のしわよせ〜
高密度実装されるスマホは冷却もままならない構造のうえ、最近の超薄型化でバッテリと密着隣接するため蓄熱的なICチップ等の劣化進行はここ数年で3倍以上早まったと言われています。

また1mmでも薄型化を実現するため従来のように交換可能なバッテリーパックを積む機種は無くなりあります。その結果一般的に300~500回の充電で寿命を迎えるバッテリーは、ユーザーが自ら取り外して新品に交換することはできないので「交換修理※」扱いでしか対応できません。
(※iPhone:6,800円、iPad:8,800円、HTL21:5,350円、Xperia Z:9,350円)

つまり使用開始から一年経過したスマホの故障・修理リスクはかなり高いです。
”実質ゼロ円”=2年縛り契約内であれば否応なく修理、交換に応じるしかないです(スマホ代金残債を払って機種変更、もしくは違約金を追加してMNPという手段もありますが...)
ただしバッテリー交換には通常1〜2週間掛かかるので、その間の不便は計りしれません。
そしてバッテリーを新調してもスマホの中身(ICチップ)は相当にくたびれているに違いありません。
少なくとも無交換修理で済ませられるスマホの平均寿命リスクは1.5年と見積もるのが実際的です。これだけの高額商品にしては、驚くほど寿命の短い使い捨て商品だということですね。

★お得感の演出とプリンタ屋のインク商売に通ずるスマホ販売戦争〜

通話料金だけでは商売が行き詰まった携帯キャリア業界、高額な固定通信料金徴収が見込めるスマホの流行は願ったり叶ったりな流れとなったのですが、以前にも増して苛烈なスマホ販売戦争は継続中です
「どれだけ他のキャリアから引き抜けるか」
「どれだけジブンのキャリアに引き留められるか」
「どれだけ無駄なモンを上乗せできるか」
詰まるところ高額な固定通信料金徴収と2年契約(縛り)をベースに試算された「実質ゼロ円」販売ですから決して”お得”なんてシロモノではありません。

 

★「一括ゼロ円」でも最新スペック

iPhone5S投入間近で「iPhone5一括ゼロ円」も一部で始まっています。
今回我が家が「一括ゼロ円」購入したHTC J butterfly HTL21、登場したのが2012.12、海外で新機種 HTC Oneが発売されたとはいえ日本仕様の発売はないとされているし、発売以来半年経ってもスペック的にはまだまだハイエンドクラスのスマホです。

2013.4.22現在、2度の価格値下げでHTC J butterfly HTL21、25歳以下ならどこのauショップに行ってもMNP契約で「実質0円」になりました。

25歳以上でもMNP契約なら「実質負担8610円」で購入(契約)できます。
ただし毎月割の金額もぐっと小さくなってます。

「実質」ということは「分割割引」→2年縛り適用時ということ....

最新スペック機が「一括ゼロ円」で販売されてしまう日本のキャリア戦争に陰りはありません。現場のキャンペーンの凄まじさは近所でもご覧のとおり。そして「一括ゼロ円」も決して不人気機種や売れ残り機種というワケではありません。

★一括ゼロ円 vs 実質ゼロ円 の皮算用

実際のトコロ「2年間使い切るコトが出来れば」金銭的損得はそれほど違わないです。
そもそもそれが”実質ゼロ円”の言わんとするところですから。
ただ「2年間使い切るコトが出来なければ」”実質ゼロ円”契約では代金残債務が発生します。
そしてスマホの寿命がこの契約期間内にやって来るリスクはかなり高い〜意図してスマホ設計されてるとしか思えない程〜なんです。

もちろん「保険」というオプション費用を支払ってリスクに備えることはできますが、2週間ほど使用できない期間が生じたり、契約期間満了直前(ほぼ2年経過)だったりすると半年サイクルでモデルチェンジする業界で、その機種は存在していない可能性も高いのです。

一括ゼロ円購入であれば、何かがあっても代金残債務を気にすることが要らない分、修理するなり機種変するなりMNPするにしてもシンプルに自由な選択ができます。