ネットは汚物まみれの不法地帯です 〜休日の昼下がりにぼんやり思うこと
前世紀末に夢多き人達が起ち上げたインターネットは必ずしも目論見どおりに成長していないかもしれないけれど、予想どおり汚物まみれの不法地帯を作りだしてくれています。
いまや誰もが前向きな語句を並べて引き返せないこのネット社会でのサバイバルを肯定していますが「自由である」ということの行く着く先は、やはり「混沌」なのでしょうか。
「グローバル社会」なる言葉も秩序が融解した社会と同義語のように聞こえるし「自由である」という破壊衝動が新しい秩序を生まないと解っていても、常に流転すること自体を「成長」と考えさせるように仕向ける輩の目論見からドロップアウトできないモヤモヤというのは相当に面倒くさいと感じています。
ビジネスはスピードです!意志決定のスピードが成功への扉をこじ開けます!
(置いてきぼりくらいますよぉ)
そんな言葉を「いまや常識です」と言い切る人の頭の中身が相応に優れていれば文句もないのですが、2つ3つの質問ですぐダンマリになるくらいですから、その人にとっては深く考えもしないで自分のポッケにしまい込んだビジネスメモ程度の意味しかないのだろうなぁ、と思ってしまいます。
たしかにこれだけ情報スイッチング過多な社会にあっては、綿密に計算されたプランが成功することのほうが難しいとも言えます。詰まるところビジネスはセンスとクジ運のいい人に決済を任せるべきなんでしょうね。