地震について〜さいたま市は安全か?いま何が起きてるのか、埼玉県内を震源とする地震だってある。

昨日も夕方に大きめの余震(M4)が複数回あって、つれあいも会社から「怖い、怖い!」と言いながら帰宅していました。大宮大地に乗っかるさいたま市の自宅と川口にあるつれあいの会社までは、20km程度しか離れていませんが揺れ方はかなり違うようです。自宅リビング奥の工具を載せた棚が音をたてて揺れ出すのがM4位なのですが、つれあいの会社では天井のパネルが落っこちて倉庫がフラダンス踊るくらいだったそうです。揺れやすさは液状化しやすい場所でもあるので「地震について〜さいたま市は安全か? 液状化マップから見るさいたま市」で見ると確かにそのくらいはさもありなんです。

震災から1ヶ月、日本でどのくらいの頻度で地震が起こったのかをマッピングしたのが下図です。

防災科学技術研究所 Hi-netの地震観測システム 自動処理マップによる

日本列島を覆い尽くすばかりの広域さと頻度で地震が起きているのに改めて驚きます。今回の震災の余震が激しい東北部をズームアップすると

確かに大きめのマグニチュードは岩手〜福島沖に多いのですが、福島県内陸部にかけての頻度が半端ではないです。そして首都圏の震源も意外と多かったりします。

茨城〜千葉〜東京湾というよくテレビで耳にする場所に確かに多いですが、埼玉県内でも皆無というわけではありません。埼玉県マップと重ねてズームしたのが下図です。

この1ヶ月のあいだでさいたま市内の震源はありませんが「大宮大地の上にあるから大丈夫」というのは過信に過ぎません。お隣の伊奈〜蓮田を震源にするものがあったというのは意外ですが、元荒川断層帯と綾瀬川断層帯にはさまれた地域ですから、震源になってもおかしくはないのでしょうね。