いしだあゆみさん逝く〜甲状腺機能低下症という女性に多い疾患

今月11日、歌手・女優のいしだあゆみさんが亡くなっていたことが報道されました。享年76歳でした。ジブンにとっては60年代歌謡の不思議な香りと高度成長時代の女神に映った人でした。

死因は ”甲状腺機能低下症”ということですが、ジブンも過去に患った”甲状腺機能亢進症”と同様、副甲状腺ホルモンの働きに異常があることで起こる内分泌疾患で、症状の違いはあれど10人にひとりくらい女性に多い疾患です。副甲状腺ホルモンの働きに対処する薬はあるものの”完治はない”と言われていますが、ジブンの場合幸いにして10年以上再発しておりません。

昔TVで拝見させていただいた50代後半の頃、異常に痩せておられたことからも「甲状腺機能低下症ではないか?」と思ったことがありました。対処する薬もあって必ずしも死に至る病とは言えない疾患ですが、副作用もそれなりにキツイものがあってジブンの場合”プロパジール”を服薬中はけっこうな確率で身体のいろんなトコロで攣る(つる:筋肉が伸縮のバランスを崩して異常な収縮を起こす状態)筋肉が伸縮のバランスを崩して異常な収縮を起こす状態)が就寝中も起こって「こんなのが一生続くのか?」と一時期絶望的な気分になったモンです。幸いその後甲状腺機能は落ち着いて服薬する必要が無くなり10年以上となります。ただ一昨日こたつから立ち上がろうとした瞬間、右足ふくらはぎがけっこう重めな”こむら返り”を起こし、今日もまともには歩けない状況...なにかの御縁やもしれません。

いしだあゆみさんの遺作になりました