2019「ベスト・カントリー・ランキング」で日本は第2位〜それでも幸福度ランキング54位の何故

先週発表のUS News&World Report誌の「Overall Best Countries Ranking」で、日本は第2位と評価されました。

ちょっと驚きなのが日本の「Entrepreneurship」項目が第1位と評価されているトコロですが、直訳的には「起業家精神」にあたるもののサブランキング項目の採点項目の解説を読むと「企業活動環境」と介した方が実情に近いようです。

 2019 「ベスト・カントリー・ランキング」日本のサブランキング項目

・企業活動環境=1位
・国土の冒険的要素=39位
・国民性=17位
・文化的影響力=6位
・文化・自然遺産=10位
・思想の発信原動力=5位
・ビジネス開放度=22位
・軍事力=7位
・生活の質=13位

※サブカテゴリー項目表示はあくまでジブンの語意訳

 

連日テレビやネットで垂れ流される国内の政治問題・経済問題等を見聞きしていると「どれだけ日本は不幸で危うい国なんだろうか」と嘆きたくなるヒトも多いと思いますが、他所の国だって多くの問題を抱えているワケで、他所様から見るとまだまだ日本はマシどころか非常に優良国らしいです。

驚くのはUS News&World Report誌が自国の「ビジネス開放度」をかなり低く評価している点で、経済評論家が知った風に口にする「アメリカのビジネスはオープンだ」という比喩をまるで反映していません。

一方、国連発表の2018 World Happiness Report (世界幸福度ランキング)と比べるとかなり順位の入れ替わりが激しいです。(日本:54位!)
採点項目が違い過ぎるので2つを直接比べるのもおかしな話ですが、恣意的な目論見無くしてこんなことはされないワケで、国の幸福度をアンケート調査で大括りにランキング化するのはなんだかなぁ...とも言えます。イチバン馬鹿馬鹿しくて信用できないと思えたのは「幸福度ランキング1位のフィンランドと日本はこんなに違う」テーマで日本叩きする評論家。