我が家の電気代、ガス代と世間相場〜例年より少し高いよなぁ...くらいです。

電気代、ガス代が”爆騰”していると騒ぐマスコミやネットの書き込みを目にしますが...
我が家の電気代、ガス代も昨年に比べると 確実に値上がっているのは確かながら「5割10割増しはあたりまえ」的な見出しをすんなり受け入れるには大げさ過ぎないか...とも思えます。

総務省統計局の家計調査(家計収支編)によれば、一般家庭の月間の電気代の支出は以下の通りです。

世帯数 1人 2人 3人 4人 5人 6人以上
月間電気代 5,791円 9,515円 10,932円 11,788円 12,471円 16,003円

(※1) 総務省統計局2020年 家計調査 家計収支編 第3-1表 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出
(※2) 総務省統計局2020年 家計調査 家計収支編 第1表 1世帯当たり1か月間の収入と支出

ただね、一般家庭と言っても1日の利用環境が千差万別過ぎてほとんど「平均」の意味がわからない。共働きで朝から晩まで家が空っぽなご家庭ではさぞかし”省エネ”電気代だろうし...我が家は朝早くから日中ずっと家人が居ることが多く、夜0時くらいまで電気使ってるし、冷蔵庫に冷凍庫、家電以外に業務用途の24時間稼働のサーバー機器も抱えておりますから、昼間家が空っぽな共働き世帯なんかよりはずっと電気使って下駄履いてるので、いわゆる一般家庭の3倍近くの電気は消費しているとも言えます。

それでも例年より少し高いよなぁ...くらいです。
ちなみに我が家は 昨年6月から MY TOKYOGAS の「基本プラン(A契約) [40A]」におまとめ運用です。

 

「なんで秋より電気使用量が減ってるのか」ズバリ1月からは石油ストーブが稼働するのでエアコン暖房は基本使いません。だいたい10日毎にスタンド給油しに行くので灯油代:6,000円/月の暖房費上乗せにはなってます。

それにしてもマスコミ、ネットニュースに登場する「電気代10万円!」というご家庭はどんな使い方してるんだろう...不思議です。

 

同じく”爆騰”しているというガス料金、確かに3割くらい値上がりしてます... が、一般家庭よりみかけ打撃は少ないように見えます。

 

特に外食が多いワケでもなく毎食調理はやってますが、我が家の「お風呂は隔日」習慣なせいかガス使用量は一般世帯を大きく下回っております。皮膚科の医者に言わせると毎日の入浴は「お勧めしない」と答えるヒトが多いらしい...のですが世間の常識はそうではない。

中央調査社調べ

 

 

再生可能エネルギー発電促進賦課金...止めてほしい

電気代の請求書で毎度イラッとさせられる「再生可能エネルギー発電促進賦課金」毎年ずっと値上がりしてます。

再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束するFIT制度、買取に要する費用負担は、電気を利用する国民全員から再生可能エネルギー発電促進賦課金(以下、再エネ賦課金)という形で収集されています。
再エネ賦課金は、電気料金に上乗せされる形で、電力会社より各需要家に請求されています。再エネ賦課金の単価は、年度ごとに国が全国一律で決定しており、全国全ての電力会社で同一の料金体系となっています。再エネ賦課金の推移については下記をご覧ください。

年度 買い取り単価 昨年度比 標準家庭の負担(300kWh/月)
2012年度
(2012年8月分~2013年3月分)
0.22円/kWh 年額792円、月額66円
2013年度
(2013年4月分~2014年4月分)
0.35円/kWh 0.13円(約60%)増 年額1260円、月額105円
2014年度
(2014年5月分~2015年4月分)
0.75円/kWh 0.4円(約115%)増 年額2700円、月額225円
2015年度
(2015年5月分~2016年4月分)
1.58円/kWh 0.83円(約110%)増 年額5688円、月額474円
2016年度
(2016年5月分~2017年4月分)
2.25円/kWh 0.67円(約42%)増 年額8100円、月額675円
2017年度
(2017年5月分~2018年4月分)
2.64円/kWh 0.39円(約17%)増 年額9504円、月額792円
2018年度
(2018年5月分~2019年4月分)
2.90円/kWh 0.26円(約10%)増 年額10440円、月額870円
2019年度
(2019年5月分~2020年4月分)
2.95円/kWh 0.05円(約2%)増 年額10620円、月額885円
2020年度
(2020年5月分~2021年4月分)
2.98円/kWh 0.03円(約1%)増 年額10728円、月額894円
2021年度
(2021年5月分~2022年4月分)
3.36円/kWh 0.38円(約13%)増 年額12096円、月額1008円
2022年度
(2022年5月分~2023年4月分)
3.45円/kWh 0.09円(約3%)増 年額12420円、月額1035円

当初示されていた国の再エネ賦課金の単価推移予想では2021年の再エネ賦課金は0.6円程度と説明されていましたがされていましたが...実際には3,36円と大外れ!で、このままいくと2030年には標準家庭の負担(300kWh/月)は月額1,300円程度まで上がるといわれています。

とりあえず太陽光発電に未来は無いのがやっと証明されたカタチですが、今度は「洋上風力発電だ!」と再生可能エネルギー発電促進賦課金が止まる気配はありません。