地震について〜東京はどうなのさ 詳細な情報はあるのだけど解りにくいのでアバウトな摑みでマップ化してみる

「地震について〜さいたま市は安全か? 液状化マップから見るさいたま市」がすごい勢いで閲覧されて驚いております。震災後のこんな状況だからでしょうね。30年ローンの住処を探すにあたって「暮らしやすさ」と「働きやすさ」と「安心」の3点を秤に掛けていろいろ検討しての結果が「さいたま市」だったわけですが、首都圏の地層や地震についてはいろいろマニアックに調べたことがあります。当時から東京都というのはけっこうに詳細な防災情報が出ていて、道1本、川1本向かい側で防災状況がガラッと違う場所もかなり明確に示されていたりします。(例示「東京低地の液状化予測図」)だから東京都23区内に住んでる人はそこそこ防災意識が高いんだろうなぁなどと思っていたら、若い連中はもちろんですが長年住んでる人も自分の場所がどれほどのトコロなのか知ってる人は意外と少なかったりします。


地盤の揺れやすさ(参考:首都直下地震による東京の被害想定 )

元資料は白地図に描画されたものなのでなかなかイメージが掴めません。首都圏地図の縮尺を合わせてみると解りやすいです。「揺れにくい」場所というのはいわゆる山岳地帯ですね。更に23区をズームアップしてみます。

「液状化」は「揺れやすさ」とも関係していますが、より広範囲で警戒が必要だとされています。


液状化の発生可能性が高い地域

 同時に住宅密集地域では地震発生時の家屋倒壊・火災等の発生も多くなります。

かなり短絡的に言うと「安心を買う」なら山手線以西にしか選択肢はありません。ただ神奈川県境、調布〜武蔵野〜西東京といった地域は(もちろん私見ですが)道路事情がかなり貧弱で、密集したベッドタウン然とした街並みがどうにも気に入らなかったのを覚えています。いっそ町田、相模原あたりまで引っ込もうとすると有名な断層帯が... 結局心配しだしたらきりがないので「東京都心に住みたい」と思ったら思い切り便利な場所か「気に入った」を押し通すしか無いような気がします。

先の地震で東京タワーの先端部が曲がったという報道もありましたが、じゃあ スカイツリーなんか大丈夫か?とか思うわけです。Yahooの知恵袋には「東京スカイツリーは、気象庁の想定最大震度7強にも耐えられるように設計・施工されています。」という無記名回答があるものの、日建設計の技術解説には「まずは未知領域のリサーチからスタート」とかには具体的な耐震強度は示されていませんし、安全神話の原子炉がこの有様ですから技術偏重な言い回しだけではなんとも心許ない限りです。今回の震災が「想定規格外」というのですから東京直下型の想定最大震度というのもいまや信じがたいお話になっています。


より大きな地図で 東京スカイツリー を表示

 

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