デジタルライフ節約術〜我が家が iPhoneを使い続ける唯一の理由

Android機(SONYのExperiaシリーズ)を長年更新しながら使っていた友人が初めてのiPhone(iPhone14)を購入したという。友人の家族が皆 iPhoneになり頑固に自分だけAndroid機を持ち続けるデメリットが目立ってきたらしい。なにかと質問が来るが家族に聞いたらいいのに...と思いながらも体裁が悪いのだろうと知り得る話には乗っています。

円安で半端なく高価になったiPhone14ですが、実は世界でイチバン安く買える日本です(2022.9.22現在)

9月22日時点の為替レートに基づきアップルオンラインストアでの販売価格を
円換算で比較したもの

だから最新高性能なiPhone14はコスパが良いなんて短絡的に考えるワケなくて、実のところ我が家が iPhoneを使い続ける唯一の理由は、コスパの話じゃなくてイチバン経済的(安上がりで手間が掛からない)だからですが、中身をツラツラ並べてみましょう

OSアップデート含めて2倍以上長期間サポートの iPhone 

我が家は iPhone3以降iPhone4s、iPhone6s、iPhone8、iPhoneSE2 と機種更新していますが、iPhone5〜iPhone6の期間だけ機能に不満を感じてAndroid機(HTC J butterfly、Google Pixel5)を利用しておりました。そこで感じたAndroid機の不満は「OSサポート/メーカーサポートの終了期間が短すぎる」です。機種購入時期が販売末期だったりすると実質サポート2年未満なんてコトも起こり得ます。iPhoneだと少なくとも5年以上はOSサポートがあるし端末本体部品や消耗品もサードパーティーを通じて長期間修理サポートがありますからざっくり言えばAndroid機の2倍以上長持ちすると言えます。

発売日 モデル/最新OS 次年度サポート
2015.9.16 iPhone6s
 /iOS15.7
※iOS16サポート対象外
2016.9.16 iPhone7
 /iOS15.7
※iOS16サポート対象外
2017.9.22 iPhone8
 /iOS16.0
 

※iPhone 7以降は販売が複数年にまたがることも多く、iPhone7sの販売終了は2019.9、iPhone 8が2020.3なので 旧モデルを購入した場合はサポート期間が3年程度と短くなる場合もあります。

メジャーアップデートは配布開始から半年後に行う

いつからだろう、MacにしろiOSにしろアップルから出るメジャーアップデートの初物はバグだらけで、まるでユーザーがβテストしてるようなモンだから、修正が3回以上入った半年後くらいにオットリ刀でインストールするのが習性になってます。
昔のように半分興味半分、趣味でつきあえるほど余裕はないし、生活や仕事の要で使ってるガジェットですからいい加減な代物では使えませんって。

半年遅れでアップデートスケジュールすればちゃんと3年以上使えるし、大抵の場合は肝心なコア機能は5年以上はちゃんと動作してくれます。

廉価版 iPhone SE で最新機能の90%以上が使える

毎年アップグレードするカメラ性能等のハード機能に注目が注がれ、併せて高性能化による価格好投が話題に登るiPhoneですが、”嗜好”としてのカメラ性能や連動機能を除けばソフトウェアによる基本的なスマホ性能の90%以上は廉価版 iPhone SE でも利用できています。

iPhone SEの3世代目にあたる iPhone SE3は、”iPhone 8 markⅡ”とも称された2世代目の iPhone SE2と同様、CPUアップグレードと5G対応のブラッシュアップを受けた旧モデル再利用にも見えるまさに廉価版でありながら十二分の性能を持っています。

発売年度 モデル 現行価格
APPLE 128GB
画面サイズ
2022.9 iPhone 14 Pro Max 164,800円(税込) 6.7インチ
2022.9 iPhone 14  119,800円(税込) 6.1インチ
2021.9 iPhone 13 mini 92,800円(税込) 5.4インチ
2022.3 iPhone SE3 69,800円(税込) 4.7インチ

裏を返せばカメラ性能以外で画期的な装備は無い最新iPhone、スマホのNewモデルに求める要件としてはあまりに”嗜好”に偏っていると言えます。 我が家ではiPhoneと言えども 携帯電話から派生した”スマホ”に過ぎないと考えていますから、過ぎたる機能に大枚叩く気にはなりません。だから世間のように余分に思える機能を加えて”コスパ云々”する気もありません。

iPhone SE4 は ”iPhone XR markⅡ”になるのか 

2023年発売を予測する第4世代 iPhone SE (iPhone SE4)は、2018年に発売されたiPhone XRベースになると言われています。画面サイズが近年標準の6.1インチと大型化される他、カメラ以外の内部スペックは iPhone 13並にアップデートされる公算が高い。それで価格的にどれだけ10万円を下回れるか...

iPhone XR (2018)

冷静に考えるとTouch IDの有無はあっても「大判のSE」というだけかもしれない。
「小さなスマホ」が好みであれば iPhone SE3でじゅうぶんな気がする。

 

日本は貧乏になった...のか?

こんなケチ臭い話をするのは我が家だけかと思ったら、世間も案外に賢いです。

MMDによる調査期間が2022年8月23日から8月28日とiPhone14発売前。
”シリーズ合計”として合算するとiPhone12シリーズが19.3%、iPhone13シリーズが12.7%と中国、アメリカに比べて最新機種需要は低いらしいです。

本体1円購入セールは続く...

一時は無くなってしまうかに見えた「一括本体ゼロ円セール」ですが、契約の解釈を変えて「一括本体1円セール」は現在でも続いています、たぶん来年も無くなることはなくて、飽和してしまったスマホ市場でのシェア競争の中で iPhone SE は主役を張っているでしょう。

スマホ本体の通常販売正価だけを比べれば 廉価版 iPhone SEより更に安価な値札をぶら下げるAndroid機はたくさんありますが、なにしろ「一括本体1円セール」で調達することを考えればそんなモノ無いに等しいでしょ。

実際のところ「一括本体1円セール」ではキャリアと回線契約(乗り換え)が必要になり、あまり気乗りしない手間と幾ばくかの事務手数料なり余分な費用が発生してしまうワケですが、それでも大抵は1万円内外で済むのだから利用しない手はないです。バッテリーの寿命を感じたら「一括本体1円セール」に出かけよう...で我が家ではiPhoneをまともな正価で購入したコトは一度もありません。

Android機をタダで貰ってもすぐにサポートが無くなったらゴミ屑にしかなりませんが、iPhoneならすぐに使えなくなる心配はないし、換金することも出来るので経済的でしょ?

もちろんAndroid機ならではの自由でマニアックな使い方も魅力ですが、ディープにはまる覚悟が必要だったりします。”世界一な高性能”、”No1ブランド”な高級機なんて上っ面より、安上がりに調達できる廉価版もそこそこ最新高性能で、サポート全般を気楽にアップル任せにできる信頼性こそiPhoneの魅力と言えます。