デジタルライフ節約術〜スマホユーザーの3割は月額290円契約でじゅうぶん?

既報記事の通り我が家は6月から日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」に切り替えて利用していますが、9月の利用料は...
・ジブン「合理的シンプル290プラン+カケホ」:1,896円
・つれあい「合理的シンプル290プラン」:486円(電話通話料:194円)
自宅内では光回線・wi-fi環境があり、外出時も公共wi-fiを積極利用するとはいえ、そもそも動画再生や音楽ストリームなどの大容量データ通信はほぼ使わないので、外出時にWEBブラウジング、メール、SNS系(LINE通話含む)をそこそこ利用しても月間通信量はほぼ1GB未満です。

一部の仕事関係が無くなればカケホも要らないんですが...

※後追いで「500MBで500円! OCN モバイル ONE」なんて同じドコモ回線使って言われてもねぇ...

翻って...

MM総研:スマートフォン月額利用料金に下げ止まりの兆し(携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態)によれば

      • スマートフォン利用者全体の月額利用料金は4,549円で2021年12月調査より68円減少
      • 5G契約者は5,147円で4G(4,328円)より819円高い
      • 月額利用料金の減少幅は小幅にとどまり、5G契約者の増加とともに下げ止まりの兆しも見える
      • スマートフォン全体の購入金額は61,050円、うち5G対応は75,532円
      • スマートフォン全体の月間データ通信量は平均9.34GB。うち5G契約者は12.31GB

世間の平均は、我が家とはかけ離れた数字を叩き出しているようなんですが、中身をよく見てみると全体の3割強のユーザーは我が家同様1GB程度の月間通信量しか使っていません。

ユーザーのデータ通信量の偏在が甚だしく、こんなモンで「月額利用料金は4,549円」「月間データ通信量は平均9.34GB」なんて数字は使ってはいけません。
「嘘は言ってない」詐欺師の手口で利用者をたぶらかすかのようです。

短絡的には「スマホユーザーの3割は月額290円契約でイイんじゃん!」と思ってしまいます。
仮に「3GBは使ってしまう」ヒトだって 290円+220x2=730円しか掛かりません。
つまりユーザーの半分は月額ワンコイン(500円)内外で済ませられる可能性が高いです。

果たして通信量3GB未満のユーザーはどんな契約してるんだろ...

IIJmioで扱う「ギガプラン」から eSIM専用で「データ通信量2GBで440円」というのもあるけれど...電話出来ません。「音声+データ通信2GB」にするといきなり858円とかに値上がりしてしまいます。

電話の通話料金自体は別建てながら「音声+データ通信1GB」で290円の日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」は凄いなぁ...と感心します。

ジブンの使ってる通信量なんて気にしていない?

統計は見当たらないんですが...「いちいち通信量なんか気にしていない」というヒトが結構多い。特に1GB以下の3割ユーザーはどんぶり勘定で通信量てんこ盛り契約してれば追徴金払わされることもないから気にするはずもない、というワケです。

「キャリア契約なら安心」とばかりにバカバカしい料金契約している中高年は多いような気がします。一度毎月の通信量をちゃんと把握しておいたほうがいいです。

 

5G利用者の7割が4Gとの違いを意識できず

MM総研「5G利用者の7割が4Gとの違いを意識できず」では

■5Gで最も利用されているサービスは「動画のダウンロード、ストリーミング再生」
■月間モバイル通信量は5G利用者が12.3GB、4Gスマホ利用者が8.4GB
5G利用者の7割が「5Gを意識して利用したサービスはない」と回答
■5Gを活用した動画視聴では4G利用者の期待(利用意向)と5G利用者の利用実態に大きな差

実際のところ5G通信は、どこでもデータ通信を垂れ流すように使う全体の2割り程度ユーザーが好んで使ってるんだろうと思っていましたが...

結果を裏読みすると5Gユーザーのほとんどは「とりあえず最新だか良いんじゃない?」「キャリア回線(ブランド)だから」くらいで選択している、もしくは無駄ながらもキャリアに押し付けられてる状況ではないかと思えます。

まぁジブンもコストヴァリューに見合うモノであればコストを払う気はありますが、いまのところ4Gでじゅうぶん間に合ってる感じです...

ということで、5Gの使いみちも確たる利点も無いままでは4大キャリアを選択する意味はありません。ユーザー7割のほとんどの人は超格安MVNO系4Gでもじゅうぶんハッピーな気がします。