MacBookのバッテリー熱劣化対策

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MacBookで使っているMicrosoft 製wi-fiマウスの調子が悪くてときおりカーソルが勝手に動く。電池を替えたり掃除したりしてもダメ。う〜んと悩んでいたらそう言えばちょっと前からトラックパッドも何故か押せなくなっていた。

ん?ひっくり返してみるとバッテリー部分が膨らんでいた...外してみると明らかに膨らんでる。外部電源だけだと問題ない。そうかコイツがトラックパッドに干渉して悪さするのね

膨らんでるので底面の真ん中だけ汚れています

このMacBookは買ってからバッテリー交換無しで4年位使っているのでよく頑張った方です。

さっそく交換バッテリーを検索してみます。選択肢はAppleから純正品(15,000円位)買うか、品質に定評あるPortaCell製の互換製品(11,000円前後)あるいは格安のMADE IN CHINA 品。

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ジブンの選択はIbookで2年以上使用できた「ロワバッテリー」さんのMADE IN CHINA 品。確かにバッテリー寿命は純正品に劣りますが圧倒的に安価だし、メンテナンスや使い方によって寿命は大きく違うのでジブンは”消耗品”という割り切りです。

バッテリーを新調したら「ときどきディープスリープから復帰しない」症状も何故か無くなりました

そろそろくたびれてきた感あるMacBookですが、もうしばらく頑張って貰います。今回そのためのツールを追加しました。
ひとつはMacBook(CPU)の温度センサー表示と廃熱ファンの回転数制御をしてくれるメニューバーアプリ「smcFanControl 」、もうひとつがいわゆるクーラーデッキ「DEEPCOOL N1」です。


smcFanControl

DEEPCOOL N1

どちらもCPU過熱による熱暴走を防ぐためのツールと言われますが、バッテリーにとっても温度上昇は大きな劣化因子です。とくにリチウムイオン電池では環境温度が充放電サイクルに与える影響が大きくて、25℃/1000時間程度で保存放電容量はほとんど減少しませんが温度上昇とともに減少が加速し、50℃で75〜80%、70℃で60〜65%という具合に減少劣化していきます(製品によって異なります)

smcFanControl はメニューバーにCPU温度を表示する機能と、「バッテリー駆動時・AC電源通電時・充電時」の廃熱ファン回転数を設定することが出来ます。また手動で設定したファン回転数に変更することもできます。夏場などはデフォルトの回転数(2000rpm)を予め上げておくといいでしょう。

 

<追記1>
MacBook本体底面の通気や熱伝導がいい環境であれば、バッテリー自体の温度は環境温度プラス5〜10℃程度のはずですが、リビングテーブル等に据え置きで使用していると本体に熱が溜まって50℃をはるかに超える非常に具合が悪いことになります。

「CPU熱暴走対策に!」なんて振りかぶったお題に乗っかる必要はさらさらありませんが、傾斜がつけられるクーラーデッキは使い勝手も向上するのでオススメです。ただ冷却効果に過大な期待を寄せて製品選びをすると所詮ノート型CPUの冷却効率は最悪なので、思ったほどCPU温度は下がらずただブンブン唸る環境で使うはめになります。

ジブン的には長時間使うことを考えれば静音タイプで、MacBook本体(=バッテリー)の冷却がそこそこ効率的であれば良しだと考えています。DEEPCOOL N1でもテーブルべた置き使用に比べてバッテリー温度が10℃以上下がるのですから。

<追記2>
先日、知人から貰ったSSD(80GB)をMacBookに積む機会に内部のお掃除を実施致しました。4年近く使うと結構なホコリを吸い込んでいました。ちょっと驚いたのが...通常空冷ファンのヒートシンクとCPUはサーマルグリスで貼り付けられた状態なのですが...半分以上剥がれて浮いてました!(写真撮るの忘れてました)
接着面をキレイにして新しいサーマルグリスで接着してから組直すと...(正確なところは解りませんが)CPU温度が5〜6℃程度下がりました! 
目からウロコですがこれでは幾らファン回転数を上げてもなかなかCPUが冷えなかったわけです