新型Late 2016 MacBook Pro発表〜Only Thunderbolt 3は厄災か?

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newpbpApple MacBook Pro (Late2016 model)

昨夜(2016.10.27)発表された新型MacBook Pro Late2016 modelが早速公式ストアで発売開始されています。価格は「Touch Bar」非搭載の13インチモデルが148,800円から、本日から出荷開始予定。「Touch Bar」搭載の13インチモデルは178,800円から、15インチモデルは238,800円からで、出荷予定は2-3週間となっています。

※「Touch Bar」非搭載の13インチモデルにはThunderbolt 3ポートが2つしかなく、電源ポート用に1個が占有されると実質的に使える外部ポートは1つだけになります。これで「MacBook Pro」と言うのはどうにもムムムな気がしますが果たして….

 

新型MacBook proのポイント

  • 5K対応のグラフィック性能
  • Thunderbolt 3 搭載

「Touch Bar搭載」をアピールしたいようですがいまのところ何者?な感じだし、近年のOS傾向で言えばユーザーがカスタマイズ出来るような仕組みは排除されているのではないかと…「200g位軽くなって、2.5mm位薄くなって、バッテリーが1時間位長持ちになった」コトは大したアピールにはならないだろうし、”さらに快適な使い心地とさらに優れた反応が得られるように、細心の注意を払って改良されています。”とわざわざ注釈を加えてある12’MacBookで不評なバタフライ構造のキーボードは果たしてどうなのか…

ということでジブン的には新型のポイントは、外部ディスプレイで「5,120 x 2,880ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応」となったグラフィック性能と「Only Thunderbolt 3」になった外部ポートの仕様に集約されます。

right_arrow MacBook Pro 15″の外部接続ディスプレイ選び〜年度モデル別 5K,4K対応まとめ

5K対応のグラフィック性能

フルスペック満載仕様のMacBook Proにこだわるユーザーには待望の(今後発売される予定の)5Kディスプレイへの外部出力に対応しました。同時に既発の市販4Kディスプレイ接続に不安が無くなったとも言えます。アップルはまだHDMI2.0への対応は謳っていませんが、とりあえずHDMI1.4b準拠のグラフィック性能を詰め込みました。(搭載するグラフィックボードRadeon Pro 450は、DisplayPort 1.4、HDMI 2.0bに準拠しています

<追記>
9to5macによれば、アップルは新型MacBook Pro発表イベントにおいて、5K、4Kディスプレイ製品に関して韓国LGと提携したことを明らかにしました。また同日接続可能な5Kディスプレイとして
27インチ「LG UltraFine 5K Display」と21.5インチ「LG UltraFine 4K Display」を発表しました。

LG UltraFine 4K_5K Displays_Range_1_for main image_678x452

  LG UltraFine 21.5 LG UltraFine 27
Panel 21.5″ IPS 27″ IPS
Native Resolution 4096 x 2304 5120 x 2880
Refresh Rate 60 Hz
Brightness 500 cd/m²
Color Gamut Display P3
Color Depth 8bit 10bit
Viewing Angles 178°/178° horizontal/vertical
Inputs USB-C Thunderbolt 3
USB Hub 3 x 5Gbps USB-C
Audio Stereo speakers

Thunderbolt 3 による接続を前提とする専用設計で、現在のところ新型MacBook Proのみが接続対象。LG UltraFine 5K Displayの予定価格は129,800円(税別)12月発売予定。LG UltraFine 4K Displayは価格は69,800円(税別)で、Apple公式オンラインストアで購入できます。

※15インチモデルではグラフィックエンジンを2基搭載している記載になっていますが、この部分の解説がありません。面白い使い方があるのでしょうか…

 

Only Thunderbolt 3

macbook-oled-side

MMEL2_AV1

l_kn_idf2015d3_03

 

正確には「USB Type-C経由Thunderbolt 3」ポートと言えるもので、コネクタ形状は USBType-Cを採用「USB Type-Cケーブルを差せばUSBポート」「Thunderbolt3対応ケーブルを差せばThunderboltポート」として動作するポート。もちろん電源入力にも対応しUSB-C充電ケーブルが同梱付属しています。

USBポートとしては、USB3.1上位互換性があるのでUSB2.0/USB1.0周辺機材との接続も問題なく使い勝手はいいでしょう。Dhisplayポートとしては、Thunderbolt3対応ケーブルを用いることで最大40Gbpsの通信速度、理屈上は外部接続4Kディスプレイを2台駆動させられるスペックで、5Kディスプレイへの外部出力に対応するには必須なスペックアップだったと言えます。ただThunderboltポートとしてはコネクタ形状が変更されたことで、従来のThunderbolt2/Thunderbolt周辺機材との接続には変換アダプタが必要です。

  • Thunderbolt3専用ケーブル
HKK22

Belkin Thunderbolt 3 Cable(2m)
¥8,600 (税別)

いまのところThunderbolt3対応機器が無いので活躍する場がない「Active」Thunderbolt3専用ケーブルですが、いまのところ仕様中に「ディジーチェーン」に関する記載がありません。
電力供給も含めて40Gbps通信を複数機器でやりとりするとこのケーブル・コネクタはどれだけ発熱するんだろうか…

  • Thunderbolt/Thunderbolt2対応機器に接続するにはアダプタが必要
MMEL2

Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt
2アダプタ
¥5,200 (税別)

 

コネクタ形状が変更されたのと、コネクタ内部のトランシーバ性能「Passive」調整のため…既存のThunderbolt/Thunderbolt2対応機器に接続するために出費するバカバカしさはどうにかならなかったものか…ゆくゆくは「Passive」20Gbps変換ケーブルというものも登場するやも

※DisplayPortに対応していないらしい!
 このアダプタ経由ではThunderbolt対応ディスプレイ以外はつながりませんから要注意です。

  • 外部ディスプレイへの接続にはアダプタが必要です

HDMIポートが廃止されたので….それはもう…あたりまえですが、

HDMI接続 DisplayPort接続
VGA接続 DVI接続

USB-Cを搭載して先行発売の12’MacBook向けマルチポート対応ハブ製品が「2016MacBook Proでは使えない」と解って2016MBP対応のマルチポート対応ハブ製品がリリースされるまで少し時間が掛かりすぎです。いまのところオススメは下記2製品です(2017,4現在)

2016MBP本体給電OK、外部接続デュアルモニタ(HDMI、Thunderbolt )対応
2016MBP本体給電OK、外部接続デュアルモニタ(HDMI、DP)対応

 

クラムシェル型Macに何を求めるか

従来から「MacBook Pro」は機能満載で場所を選ばないMacという位置づけでしたが、近年は従来以上に軽薄万能型を追求したモデルになっています。既発の12’MacBookのスペックと併せて眺めると極端に分かり易いモデル構成と言えます。

  • 携帯重視の割り切りユーザー向け:MacBook

オンラインクラウド利用前提で、主たる作業がWEB、SNS、メール等の軽作業ながらiPadでは処理仕切れない作業もカバー出来ます。

  • 機能満載、軽薄万能型の欲張りユーザー向け:MacBook Pro

デスクトップ機と同等以上のスペックを持つので、どこでもヘビーアプリを操作できます。また在宅時は周辺機材を接続してデュアルモニター等、快適なデスクトップ環境を兼用できます。

オンラインショップから「11’MacBook Air」が姿を消し「13’MacBook Air」はメモリが4GBから8GBにアップグレードして価格据え置き…のようにモデル整理は進んでいますが、どうやらアップルは中庸なスペックラインナップは不要と考えているようです。さらに言えば、昔の「13’MacBook Unibody」モデルのようにそこそこパワーがあってユーザーカスタマイズが可能でリーズナブルな、いわゆる「エントリーモデル」でユーザー拡張などという考え方も無いようです。

 

オススメは…

MacBook Pro Retinaモデルで、4K以上の高画質ディスプレイ接続を前提に考えているなら文句なく新型MacBook Proがオススメです。一応Late 2013 Retinaモデル以降は4K対応とアップルからアナウンスされていますが、4Kディスプレイ規格・仕様が厳格なものではないためディスプレイメーカーごとの”対応スペック”に差があり、必ずしも旧MacBook Proのスペックと合致していません。

積極的に旧MacBook Pro Retinaモデルを選択する理由はありませんが「Touch Bar」非搭載の13インチモデルを買うくらいなら旧モデルの方がいいかもしれません…

→「いやいやマルチポート対応ハブを組み合わせればいいから「Touch Bar」非搭載の13インチモデルがC.P高い!」 実はそうなんですよねぇ…

そういうコトでオススメは

macbook2016「Touch Bar」非搭載の13インチモデル &
2016MBP本体給電OK、外部接続デュアルモニタ(HDMI、Thunderbolt )対応

Rethinaモデルに拘らないのであれば、メモリが4GBから8GBにアップグレードして価格据え置きの「13’MacBook Air」もたいへんリーズナブルで検討をオススメします。

しかしながら

そもそもMacBook Proの購入ユーザーは「機能満載、軽薄万能型の欲張り」なのだから15インチモデルで「クアッドコアIntel Core i7」CPUなんか入ってないと納得しないのかもなぁ…

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