Dr HOUSE 〜必要な関係性

数少ないお気に入りTV番組のひとつが、FOX TVで放映中の「Dr HOUSE」 ふた癖三癖もある捻くれ者の医者ハウスとそのチームが、難病に立ち向かう医療ドラマです。

ヒュー・ローリー演じる主役のハウスは、風貌も語り口もそのやんちゃぶりも、Jリーグで活躍したラモス瑠偉選手を彷彿とさせるものがあります。ラモス瑠偉のような医者とは関わりたくないと想像したあなたなら、ドラマのなかで起こるだろうトラブルもきっと想像できるはずです。

気まずい人間関係をせっせと演出するハウスと、トラブルに巻き込まれる周囲とのけんけんがくがくがドラマの半分を占め、ミスを重ねながらも自らの直感を信じ難病退治に戦いを挑む名医とそのチームのお話、という構成です。国産のパクリドラマにありがちな「じめっ」とした余分なところがないのもいいところですが、「Dr HOUSE」では主役ハウスのプライベートがほとんど出てこない、ところにドラマの演出を感じたりもします。

程よいバランスと妥協が人間関係を円満にさせる事を知っている周囲は、常に彼にそれを要求しますが、彼は自身への「執着」が自身の災厄であることを承知して、なお「執着」を優先してしまいます。「執着」がなにものにも代え難いものであると知っているからです(解りにくい?)

だからといって人間関係に疎い彼のプライベートが孤独で悲哀に満ちているとは限りません。また気まずい人間関係の距離間(感)というのは、双方が離れたときに生じるもので、片方に「執着」があればどんな形であれ関係をつくれるものです。ドラマの中の彼自身は相手との距離を縮めこそすれ決して離れていくことはありません。だから周囲は根負けして彼との不思議な信頼関係を保っています。

程よいバランスと妥協が人間関係を円満にさせる事、になるのか?
人間関係が円満であれば信頼に足ると言えるのか?
不思議なことですが、関係性には必ずしも双方が対等である必要はないと思えます。

「執着」に根負けしてもいいかぁ...そうウチはそんな関係です

Dr HOUSE 〜必要な関係性” に対して2件のコメントがあります。

  1. hata より:

    3/11の写真きれいだね!! PC使う度にアクセスしてるよ。こちらの冬は、霜柱も見なく。雪が降っても泥雪で、一面銀世界なんていつ見たかな??? 地球温暖化の影響だろうね。
    人間関係については、これとは逆にクールな人が増えています。
    地球温暖化と人間関係とは、反比例する?

  2. master より:

    >はたちゃん

    九州も昔は雪がよく降ってたような気が...
    高校の時は背振山にバイクで雪中登山(?)などやった記憶が....
    こんなご時世だから、お金なんか貸すとたいてい戻ってこなくて
    縁も切れてったりするなぁ...100万円くらい寄付になっちゃった
    まぁそんなのばっかりでないから救われてます

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