「Appleにできることには、ほとんど限界がありません」〜傲慢も狡猾に貫けば成果は揚がる〜...ハズだったのですが

もはやリーク情報さえ生産遅延中のユーザーの興味を引き続ける自作自演ではなかろうかと思えるほどで、ほとんどの情報が10日前には公知になっているので最近のアップルの製品発表会にはサプライズがありません。

唯一ジブンの気を引いたのは
「ラインナップにiPhone5Cを追加します。価格は$99から」というアナウンスなのだが...

是非SIM Free版をアップルストアで買えるようにしてください

→iPhone廉価版、実はちっとも安くない

良くも悪くも創業以来、ずっとS・ジョブスの傲慢を体現しているアップルという組織です。IBMやMicroSoftに挑む一匹狼であった頃はヒロイックに映った姿勢も、それが世界を支配する規模に膨れあがったいま既存のビジネスモデルを打ち壊し続ける暴力装置になっている、と考えているヒトはたくさんいます。

秀逸なユーザーフレンドリーとは対象的にメーカー、デベロッパーに対する要求は図抜けて苛烈です。「アップルに関わらなければ...」と後悔する中小企業の社長さんもたくさんいれば、我が世の体現と高笑いが止まらない孫さんみたいなヒトもいます。アップルのビジネス姿勢は幼稚で傲慢、狡猾から始まり、ひとやま超えてiPod・iTunesによるプラットホーム戦略のビジネスモデルをブラッシュアップさせる課程で研ぎ澄まされました。

「コンテンツを仕切るのは全てアップル」「販売価格を決めるのはキャリア側の問題」さらにキャリアとの契約内容には最低引き受け数量もあるのでしょう。アップルから供給が明らかになってもdocomo HPではなんのアナウンスもありません。シェアトップに君臨する会社の傲慢とも言えますが....

S・ジョブスやアップルの成果を賞賛しているヒトの言わんとしていることはこういうことです。「夢は諦めなければきっと叶う」と教えられるよりはずっと実践的です。ロマンは感じませんね。