無料オンラインストレージ・クラウドサービスの最新試用まとめ〜注目はMEGA!〜iCloud Drive はブランド価格

 無料版オンラインストレージサービスの勢いは一時期よりトーンダウンしてしまいましたが、6月に「Google Drive for Work」でユーザー当たり月額1200円で容量を無制限(実質にはユーザー当たり1TB制限)に使える有料版サービスを発表以来、先月は月額1200円の個人向け有料プラン「Dropboxプロ」のストレージ容量が1TBに増量になるなど、有料版クラウドサービスの容量単価は急降下。

この機会にと最新版、無料オンラインストレージ・クラウドサービスを改めて1ヶ月程試用してみました。

現在のサービス状況と個人的な体感転送速度(私的に常用している「Google Drive」「Dropbox」「Yahooボックス」と仕事用に有料版契約で使っている「256ビット、ブロックレベル暗号処理で堅牢」が謳い文句のBitcasaを基準に評価)を比べてみました。

Cloudサービス 無料版容量 有料版 転送速度※
Adrive 20GB 100GB〜/月額$2.50 X
Amazon Cloud Drive 5GB 20GB/ 年額800円〜
Bitcasa 5GB 1TB /月額1200円
Box 10GB 100GB/月額600円
無制限 /月額1800円
XX
Copy 15GB 250GB/月額$9.99 X
DATA BOX 5GB 100GB/月額756円
Dropbox 2GB 1TB /月額1200円 X
Firedrive 20GB XX
Google Drive 15GB 1TB /月額1200円 X
MediaFire 10GB 1TB/月額$2.49 X
MEGA 50GB 4TB/月額$8.33
OneDrive 15GB 100GB/190円 XXX
SugarSync 5GB 100GB/1000円 X
Yahooボックス 5GB 50GB/月額410円
無制限/月額410円+490円※※
※転送速度評価はあくまでも無料版試用によるジブンの主観によるものです。
※※容量無制限オプションはモバイルアプリからのみ利用できます

 

Microsoftの「OneDrive」はトラブル中だったのかエラー頻発で使いものにならなかったです。

各オンラインストレージの独自サービスにはそれぞれ特色はあるものの、実質不可欠と思えるものはないです。「Google Drive」「Dropbox」等のいわゆる自動同期型と言われるサービスに適した使い方もあるし、Bitcasaみたいに外付けストレージのような使い勝手が便利なときもあります。

今回使用した中で注目なのは「MEGA」特徴も無いシンプルなストレージサービスですが無料版50GB、有料版も超リーズナブル、転送速度もなかなか良好です。MEGAストレージ側、クライアントPC側の同期フォルダを複数選択できるのも○、しばらく使ってみようと思います。

 

9.9追記

米Appleは9月9日クラウドストレージサービス「iCloud Drive」の料金プランを発表しました。

iCloud Driveは、iOS 8および10月リリースのOS X Yosemite」で使える新サービスで、クラウドストレージを端末上のフォルダとして扱えるようになるらしい。旧OSでの利用可否についてはアナウンスされていません。容量単価は”何様?”と言われるやもしれない位に”ブランド価格” です。